馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

解説

「変則2冠」の名馬――。土日のメインレース、京都新聞杯、新潟大賞典、NHKマイルカップにまつわる話。※修正あり

土曜、今日は京都新聞杯。 jra.jp "その後、1967年から菊花賞トライアルに指定され、1971年に「京都新聞杯(菊花賞トライアル)」に改称された。 (…)しかし、2000年に菊花賞が10月に繰り上げられたことで、本競走は5月の京都競馬に移されるとともに菊花賞…

ライスシャワーが「ヒール」になった時代背景。~関西ファンが引きずっていた関東への対抗意識。

www.youtube.com www.youtube.com ライスシャワーの「ヒール扱い」について、背景をちょっと解説しておこう。 rediaさんのコメントにある「当時は今と比べてファンにも関東と関西の競争意識強かったことや所属の関東ではなく京都で2度記録破ったこと出来たヒ…

天皇賞・春を見すえて~。データはあくまで過去、何が起きるかわからないのが競馬。※訂正あり。

news.netkeiba.com あさっては天皇賞(春)。ディープボンドと和田竜二騎手に勝ってほしいね~。 和田騎手は、ミッキーロケット で「テイエムオペラオーに捧げる勝利!」をやったけど、オペが亡くなったのは5月17日なので、5月のG1を勝ってまた「捧げる勝利…

横浜と目黒。

inunohibi.hatenablog.com あまり解説しすぎると興ざめ…、だろうから、めんどい人はとばしてくれ。 日本で最初に、近代(的な)競馬が行われたのは、幕末の横浜だとされている。日本史や大河ドラマが好きな人は、(ペリーの黒船来航によって)1859年横浜が開…

「たぬき(ウマ娘)」は、おバカ動画ばっかりじゃない! キンヘパパやウオッカのご先祖様もちらりと映る大作。

youtu.be たぬきなのに感動大作じゃんか…。 一時停止しながら見返すと、シーバード(ヨーロッパでは、20世紀最高の名馬という評価も)やダンシングブレーヴがいるね~。 「ダンブレ」は、キングヘイローとかキョウエイマーチのパパとして知られているけど、…

無敵と程遠い生涯 ――ヤエノムテキと老騎手のクラシック初勝利。…からの、皮肉な乗り替わり。

inunohibi.hatenablog.com ウマ娘の育成で来るってんで、ヤエノムテキの解説的な話。 db.netkeiba.com 個性的かつスターぞろいの88年クラシック世代の中で、苦戦しながらG1を2勝したヤエノムテキ。 ヤエノが勝った皐月賞と天皇賞・秋、この二つは同じ東京200…

母系は短距離馬だった…? ゴルシ、ジャスタウェイら「2012年最強世代」の頂点に位置する名牝、ジェンティルドンナ。※9日に追記した。

www.youtube.com ジェンティルドンナ|名馬メモリアル|競馬情報ならJRA-VAN ジェンティルドンナは、海外レースをふくめたG1・7勝で、これはディープインパクト産駒の中で最多を誇る。(次にG1・6勝のグランアレグリアがいて、その次が5勝のコントレイルとな…

1997年、キョウエイマーチVSメジロドーベルの桜花賞。超が付くほど不利な大外枠から、4馬身差。

www.youtube.com www.youtube.com メジロドーベルに4馬身差で勝ったこの時のキョウエイマーチは、圧巻の一言だった。 ウマ娘を通じて改めて知られたことだけど、ドーベルは3歳春に、これまで担当していた厩務員・堀口良吉氏が病で亡くなり、安瀬良一氏に交代…

ドバイワールドカップデーのG1を、簡単におさらい。

1600メートルや2000メートル…、G1レースの多い距離を「基幹距離」という。ドバイターフは、日本に存在しない1800メートルのG1。 1800メートルをもっとも得意としていたため、G2・6勝でJRAのG2最多勝記録をマークしたが、G1に届かなかったバランスオブゲーム…

概略、シンボリ牧場とメジロ牧場のつながり。社台との和解?

補足しようと思って書き始めたら、ちょっと長くなった。 inunohibi.hatenablog.com メジロマックイーンの祖父、天皇賞馬メジロアサマは、 シンボリ牧場が生産した馬。メジロアサマやシンボリルドルフを輩出した名種牡馬パーソロンは、シンボリ牧場が輸入した…

競走馬における父と仔、ウマ娘世界における「メジロ家」など。

ツルマルツヨシさんがトウカイテイオーさんの半弟というツイートもありますが、馬の世界的には兄弟にはなりません馬の世界は”母”が同じであれば兄弟ということになりますちょっとややこしいルールかもしれませんねhttps://t.co/zRRDkgm8f2 — SUOMIAAKI 競馬V…

議論百出! あのナリタブライアンと大久保厩舎について。

youtu.be 「競馬場で公開調教」とまで言われた、楽勝レース。しかし、この後故障発生し、春シーズンは全休に。 youtu.be 1年後、こちらはナリタブライアンとマヤノトップガン、前年とおととし両年度代表馬のマッチレース状態になり、名勝負として有名なレー…

ナリタトップロード ――ファンの期待をあおり続けた罪な馬?

youtu.be 確かにナリタトップロードは、キセキに似ている。G1勝ちは菊花賞一つでも、ファンから大人気。が、キセキと違うところもある。一番大きいのは、ファンの葛藤。 キセキに対しては、JCでのハイペース逃げも、「相手(アーモンドアイ)が悪かった」「…

なぜナリタトップロードは、オペラオーを超える人気だったのか。競馬界の成熟期、2000~10年代を振り返る。

最初はトプロのことを書こうと思ったんだけど、ついでに、やってなかった00~10年代振り返り。 99年クラシック世代が現役のころ、テイエムオペラオーよりナリタトップロードの方が人気だったことは、不思議に見えるだろう。 理由はいくつかある。まず、シン…

共同通信杯に関連して、スイープトウショウと父が同じアドマイヤ軍団の馬、アドマイヤムーンを紹介。ほか、サクラ軍団。

jra.jp ja.wikipedia.org あさっては共同通信杯。先週きさらぎ賞に絡めて説明したように、「ダービーを見すえて東京競馬場を経験させよう」と素質馬が集まる注目度の高い重賞。 歴代優勝馬を見ると、タケシバオー、カブラヤオー、テンポイントがおり、有力馬…

競馬界のベル・エポック(古き良き時代)か? ――96年生まれ、99年クラシックの世代を振り返る。

inunohibi.hatenablog.com ウマ娘にナリタトップロードが来て、99年クラシック世代の顔ぶれがそろった。 まだ「ラスカルスズカも欲しいYO!」というファンがいたりするけど、まぁ個々人それぞれのリクエストはキリないしな…。とりあえずメンツが揃ったことに…

特に理由はないッ! アメリカンだからアメリカジョッキークラブカップで強いのは当たり前! 中山開山、アメリカンボスとマツリダゴッホだーー!!

(※一応マツリダゴッホは、父も母もアメリカ馬) jra.jp アメリカジョッキークラブカップ - Wikipedia 今日はアメリカジョッキークラブカップ。略称、AJCC。 過去には、グリーングラスやミホシンザンといった名馬が、ここを勝っている。3歳(旧4歳)の菊…

ひとくち解説、サクラチヨノオー。

inunohibi.hatenablog.com ダービーで渾身の走りを見せたチヨノオーだったが、代償は大きく、その後屈腱炎を発症。 父のマルゼンスキーは、絶大な能力を持ちながら脚が弱く、産駒も故障に泣かされるタイプが多かった。

63キロ背負って逃げ切り大差勝ち! 1972年クラシック世代の名馬、タニノチカラ。

note.com それにしてもタイテエムか…。名前くらいは知っていたけれど、この世代のことはサッパリ…。 「時代が古いから」と思いかけて、ちゃんと確認すると有名なTTG(世代)とさほど離れていなかった。トウメイより後輩だった。 inunohibi.hatenablog.com リ…

「あのさぁ、今度の有馬記念、何が勝つと思う?」「その説明をする前に今の中山芝二千五百の状況を理解する必要がある。少し長くなるぞ」

その始まり jra.jp ”1956年に本競走の前身である「中山グランプリ」が創設された。当時、暮れの中山競馬は中山大障害が最大の呼び物であったが、東京競馬場の日本ダービーと比較すると華やかさに欠けていたことから、当時の理事長でもあった有馬頼寧氏が、中…

メジロブライトはここから~。ステイヤーズステークスの解説。

jra.jp ”本競走は1967年に創設された重賞競走で、中山競馬場の内回りコースを2周する、わが国の平地競走としては最長の芝3600メートルで行われている。(…)1997年にはGⅡに格上げされるとともに、負担重量もハンデキャップから別定に変更された。 競走名の「…

短距離で追い込むということ ――アグネスデジタルとデュランダルを例に。 ※追加あり。

www.youtube.com www.youtube.com www.youtube.com db.netkeiba.com 鞍上は、まだ若手だった頃の池添謙一騎手。デュランダルで、脳裏に焼き付いて離れぬ追い込みを決めた結果、「(以降)そういう馬の依頼が多くなった」と話す。 ということは、クラシック三…

捨てきれぬ夢の方へ ――父祖の国でG1を勝利した名牝、ディアドラ、ラヴズオンリーユー、マルシュロレーヌ。

inunohibi.hatenablog.com inunohibi.hatenablog.com ラヴズオンリーユーはまだしも、マルシュロレーヌがブリーダーズカップ・ディスタフを勝ったことは、多くのファンが驚いた。 G1を勝ってないどころか、地方重賞しか勝ってない馬が、ダートレース最高峰の…

ジャパンカップとアメリカ馬。ブリーダーズカップができたせいで…? ※追記あり。

inunohibi.hatenablog.com jra.jp jra.jp "BCは、賞金の原資を種牡馬の所有者が支払う種牡馬登録料と、馬主や生産者が支払う産駒登録料に求めるという画期的なアイデアに基づいて1984年に創設されたもの。" "金曜日、土曜日の連続2日間で、計13のG1レースが…

「人気薄で2着、1番人気でも2着」 ――JRAの「2着王」典弘騎手と、藍より出でて藍より青し武史騎手、横山親子。

inunohibi.hatenablog.com (遅くなったけど)エフフォーリアで秋天勝った横山武史騎手は、親子3代天皇賞制覇だそうで。 父・典弘騎手にとって、秋天といえば苦いレースが目立つ。96年に1番人気サクラローレルで臨んだ時は、解説動画にあったように「後ろす…

天皇賞・秋の感想。府中(東京競馬場)の芝2000メートルと、コントレイルについて。

jra.jp ”1984年(昭和59年)の競馬番組の変革により、秋は距離を芝2000メートルに短縮し、さらに1987年(昭和62年)から秋の天皇賞には3歳馬が出走できるように条件が変更された。”「コースの特徴」”1コーナー奥にあるスタート地点から2コーナーに向かってい…

1990年代前半の名馬、ヤマニンゼファーを解説する。

www.youtube.com www.youtube.com 1993年の優勝馬・ヤマニンゼファーは、ニシノフラワーやサクラバクシンオーと何度も戦って短距離路線を盛り上げた馬。 4歳(当時は5歳)までは、1600以下の短距離ばかり走っている。これは、バクシンオーでさえ3歳春にスプ…

「父の無念を晴らす!」カツラノハイセイコ、ミスターシービーから、別に無念でもなかったキタサンブラックの時代まで~。

www.youtube.com www.youtube.com ミスターシービーの父・トウショウボーイは、クラシック三冠がそれぞれ1、2,3着だった。 菊花賞以来の3000メートル以上だった天皇賞・秋では、序盤からグリーングラスと競り合ってスタミナを消費したこともあり、7着と…

遅かった成長と、早かった脚部不安 ――アグネスタキオンの同期、マンハッタンカフェのこと。

www.youtube.com 多くの予想通り、ぱかライブで発表された新規(育成)実装キャラは、マンハッタンカフェ。 カフェのCV小倉唯さんが、ライブ配信動画で直接紹介。 マンハッタンカフェとは db.netkeiba.com かのサンデーサイレンスは、デビューした2歳から強…