馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

ゲーム「都市伝説解体センター」、超絶ネタバレ感想。※全クリア、ラストまで見た人向け。

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(以下、コメントしたことに加筆修正)

 センター長(廻屋)の​​動画配信は、中身があってないような薄い内容(特に真相と結論がぼかされている)だったので、事前に作って予約投稿したと思っている。

伏線

 センター長の電話は、3話で、電波の届かないところでも通じたままだったりしたのが伏線。
 2周目じゃないと、なかなか気づかないところだけど(制作にまんまと踊らされてる~)、通気口下の「電波の届くところ」から、野村朋子と移動した後も、電話が続いていた。

 ​​西谷(自称・お宝ハンター西ちゃん)の家で念視すると、あざみーと伊藤配達員とか、明らかにおかしい組合せがあった。

キャラデザの特徴

 個人的に、当初ほんのわずか、キャラデザにあった違和感で、あざみーは可愛い系の容姿と、フリフリの服を着ていたけれど、背が高くて肩幅もあった。
 指摘されて気付いた点だと、並ぶとジャスミンより背が高い。 
 これで、廻屋渉という男性の別人格にもなり替われたと思われるっす。

 

 ジャスミンと廻屋の関係は、もっともツッコミが集中しているガバ要素だけど、少なくとも配信動画を見ていたジャスミンでも、GRの「数日後」で語っていたように、「一緒にいたのに気付かなかった」レベル。

 

 ※後から見ると、めぐりやも、男性にしては首が細く、なで肩で、女性のあざみーと体型が近い。
 だけどそこは、車いすに乗っている身体障碍者で、地下にこもりっきりで、スポーツとかしてなさそうな感じで、違和感なかった。
 それで、多くの実況配信者も「鎖骨がセクシー」とか、のんきな感想言ってましたね。
 それに、ワイは人気の先行キャラ、「デスノートのLでしょ」と思ってしまったし~。

その他の話

 「りぼん」掲載の漫画版だと、美桜は「他のクラスの佐藤さん」と、知り合い程度の浅い関係に改変されていた。
 ゲームの1話終了にあたる2話の最後まで、親しくない「佐藤さん」呼び。

 オチを考えると、自然な改変かな。
 (ほか、原作ゲームのえぐい描写いくつかが、マイルドな方に修正されていた。そりゃあ「りぼん」にのせるんだったらね)

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 多重人格の本やドキュメンタリー番組によると、別人格の行動をも把握している「上位人格」があったりする。
 「歩」がまさにそれ。

 多重人格は、耐え難いトラウマから生まれたりで、辛い記憶を持たず、別人格のことも知らない無垢な人格(本作で言うあざみ)と、トラウマの記憶を持ったままで、別人格も把握している上位人格が存在する、というパターンが多い(らしい)。

 本編スタート前に、「ジャスミンが職員採用された時の廻屋は?」とか疑問ですよね。

 序盤、ジャスミンがセンター長について、「しっぽをつかめない」と電話報告していたが…。

 ビルの地下に入ったことすらないのは不自然では? という批判、どんでん返しのインパクトを重視するあまり、無理が出たとの見解も。