ミホノブルボンの調教師さんのお話#ウマ娘 pic.twitter.com/poholiUQxU
— 坂崎ふれでぃ (@lunaticmonster) 2023年2月12日
戸山師はブルボン現役中に末期の食道癌を発症
— レーニャ (@renya_s_t) 2023年2月12日
しかしそれでも『俺はヤマ(坂路)の空気を吸うと体が楽なんだ』と現場に復帰、最後まで指揮を取り続けました
ブルボンのクラシック翌年に戸山師は死去。この年のジャパンカップを制したのは戸山師の管理馬であったレガシーワールドでした
60年代、カントリー牧場の谷水信夫氏(雄三氏の父)は徹底的なスパルタ教育を行っており、同じ考えを持つ当時無名の戸山師にある馬を預ける
— レーニャ (@renya_s_t) 2023年2月12日
アサカオー・タケシバオー・マーチスと超ハイレベル世代でカントリー牧場初のダービー馬になったタニノハローモアである
奇しくもブルボンと同じ逃げ馬であった
前にタニノギムレットとマツクニローテの解説をしたとき、長くなるんでカットした部分だけど、ギムレットやウオッカの過密ローテーションには、先代にして初代創業者・谷水信夫氏の影響を感じる。
戸山調教師のハードトレーニングは、明らかに馬を潰しすぎていたのだけれどぶしすぎていたのだけれど、一方で保守的な競馬界の改革者でもあった。坂路調教の導入といった有名な功績だけではなく、調教師定年制の実現に尽力したりもしている。
※競馬界の制度面に詳しくない人はピンと来ないだろうけど、日本の厩舎は、管理する馬がレースで勝てなくても、預託料だけで食っていけるという競争の働かない構造になっている。
昔のJRAの方針が、「競わせるのではなく、関係者を保護する」というものであり、そのせいで外国産馬がダービーに出られないとか、とにかく規制が多かった。
「ウマ娘シンデレラグレイ」8巻では、登場キャラが中央の調教師試験を「東大入試より難しい」としゃべっていた。本物の調教師試験は、東大入試と全くタイプが違うので、そういう単純なたとえはできないのだけれど、「難しい」という点は一致して言われている。
試験に受からなかったため、あるいは難しさゆえ諦めて、ずっと調教助手をやっている人もいる。(これは外国人調教師が生まれない理由――外部からの参入を防ぐ最大の要因でもあると、国枝栄調教師は批判している。「覚悟の競馬論」)
一方で、さっき書いたとおり、いったん試験に合格すればまず廃業に追い込まれることはない。田原成貴氏のように、不祥事で競馬界にいられなくなるんでもなければ安泰という、きわめて官僚的なシステムになっていた。
そこで官僚機構に定年制があるように、調教師にも定年制度がもうけられた。
その、初代オーナーの話をカットしていた記事
参考文献