今日はGⅢレースのシンザン記念! pic.twitter.com/wxPCsICTT1
— カプリッチョ (@capriccyo) 2023年1月8日
三冠馬の名を冠したレースなのに、このレースを勝つと活躍できないとか言われた時期がありました(90年代?)。アーモンドアイ他活躍馬を多く排出した今では全く聞かなくなりましたがw
— グンマスター (@Gunma_saburo) 2023年1月8日
ナムラコクオーとかゼネラリストとか、評価高かったのにココ勝っても、その後イマイチだったからなあ・・
— 坂上一行 (@crowleytw) 2023年1月8日
>シンザン記念が「活躍につながらない」というジンクス。
単純に時期と距離が微妙だったんやろねぇ…。
牡馬がクラシックを見すえるなら、12月に、皐月賞と同じ中山2000mのホープフルS(旧ラジオたんぱ杯)があり、2月にダービーと同じ東京競馬場の共同通信杯がある。シンザン記念は、その間の1月だからね。
タニノギムレットは、現代競馬の常識を無視した過密ローテーションだったしなぁ。
しかし、アーモンドアイのように、桜花賞やマイル路線も見据えたステップとしては悪くない。
※ところで、ギムレットのローテーションを「マツクニ(松国)ローテ」という人は多いんだけど、本来のマツクニローテってのは、「マイルとクラシックディスタンス両方のG1を勝つことが、種牡馬価値を高める」という理論だから、皐月賞は無理して狙わない。
マツクニローテの模範型は、皐月賞を回避したキングカメハメハのはずだ。(クロフネの時代は、まだ出走規制と条件が複雑で、外国産馬がダービーに出られるようになったものの、皐月賞には出られなかった)
キングカメハメハ | 競走馬データ - netkeiba.com
ギムレットのローテーションは、たぶん馬主・谷水雄三氏の方針も大きかった。
同じ谷水氏が馬主で、厩舎が別(角居厩舎)のウオッカも、過密ローテーションだった。(3歳の牝馬が宝塚記念に出てくるんだもんなぁ…)
「マツクニローテで故障馬が続出した」というイメージが強すぎるので、松田国英元調教師の名誉のため付け加えると、松田氏は厩舎改革を先頭に立って実践した人であり、そのため勤めていたスタッフから、先述のウオッカで知られる角居勝彦元調教師や、今を時めく友道康夫調教師といった、優秀な人材が現れている。
参考文献
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追記
なんか忘れていたけど、私が持っている本の範囲で「マツクニローテ」についてもっとも詳しく書いてあるのは、「Number」978号。
“有望な牡馬に、皐月賞ではなくNHKマイルCを勝たせようとするのは、「その方が種牡馬としての価値が上がるからです」とキッパリ言う。マイルで強さを見せられるスピードの裏付けが、今後の種牡馬の勢力争いで大きな武器になると見込んでいるからだ。”(42ページ)