馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

タイキシャトルとゼンノロブロイが亡くなった。藤沢厩舎を想う。

 

 今年、藤沢和雄調教師が定年で引退し、管理馬だったタイキシャトルゼンノロブロイが相次いで亡くなった。これも何かの巡り合わせだろうか…。
 ちなみに、タイキシャトルの父はデヴィルズバッグ、父の父はヘイローで、ゼンノロブロイは父・サンデーサイレンス、父の父・ヘイロー。
つまり、意外と父系が近い。

 

 藤沢和雄厩舎のサンデーサイレンス産駒というと、初期にバブルガムフェローというG1馬がいた。
 95年の朝日杯を勝って、春のクラシックを期待されたものの、スプリングSのあと故障発生。秋には復帰して、天皇賞・秋を優勝した。蛯名正義騎手のG1初勝利にもなった。

 (とはいえ、この秋天は、サクラローレルが騎乗ミスで3着に負けた。…という語り継がれ方をしている)

db.netkeiba.com 藤沢厩舎を取材した競馬雑誌とか読めば、話に出てくると思うんだけど、バブルガムフェローの故障を教訓にして、タイキシャトルシンボリクリスエスゼンノロブロイも、ゆっくり成長を待ってレースを使っていったっぽいんだよね。

 

 ペルーサは、父・ゼンノロブロイと同じ藤沢厩舎に入り、父と同じく青葉賞を勝ってダービーに駒を進めた。
 しかし、父のように「古馬になって覚醒」するわけでもなく、そのうち着順はボロボロになり、期待外れで終わるのかぁ…、という時になぜか札幌日経オープンを勝ってしまった。
 そんな札幌日経OPは、この動画で振り返ろう。

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