ディープインパクトのようなエリート然とした馬から、ステイゴールドのような超の付くクセ馬・個性派までいたのが、サンデーサイレンス産駒の面白さ。(ステゴも生産者と馬主は社台で、出自だけはエリートなんだがなぁ…)
初期産駒は早熟傾向に見えたけど、やがてマンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、ハーツクライのような晩成型の馬も現れた。サイレンススズカも、そういうイメージで語られないけど一応晩成か。
前に「天才だけど脚や体質が弱い」と書いたものの、後期の産駒になると、だいぶ改善している。これは、調教や獣医学の進歩が大きい、と思う。
顕著な例として、喘鳴症(のど鳴り)を手術で治したダイワメジャー(ダイワスカーレットの兄)や、孫世代だけど、屈腱炎を幹細胞移植で克服したカネヒキリがいる。
カネヒキリの父・フジキセキの時代に、その幹細胞移植ってぇのがあったら…、というタラレバは、キリがないな。