馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

「数少なく」穏やかで優しい性格の騎手も。

 池添騎手と言えば、最近では「あのレース、油断騎乗だ」と(本人に送ったものではない)批判ツイートに熱くなって反論し、リプ欄で「みっともないですよ」と苦言を呈されていた。
 まぁ、騎手というのは、厳しい競争の世界に身を置いてるためか、あれくらいは当たり前。成功した騎手の中では、川田騎手、四位元騎手が当たりのきつい言動で知られている。

 一般人相手に暴行事件起こした藤田元騎手は、別格でやばいが…。

 

 そんな中、「数少なく」穏やかで優しい性格の騎手もいる。
 ウマ娘ファン向けに挙げたいのは、ナリタトップロードの主戦だった渡辺薫彦元騎手(現在は調教師)。その人柄がファン、とりわけ若い女性ファンに好かれていた。
 他に松永幹夫元騎手や、現役なら幸英明騎手、藤岡祐介騎手が穏やかな性格で知られている。

 

 ちなみに、福永祐一騎手は周囲の人から「謙虚で穏やかな性格」とよく言われ、あったことない素人のワイも、インタビュー等を見るにそんな印象。ただ、一時期は殻を破ろうと、意識して強気な発言をしていたという(藤岡祐介騎手との対談本)。

 確かに…、「精一杯頑張ります」くらいの、謙虚だが無難なコメントでは、勝利への執念が足りない。「負けたけどよく頑張ったよ」じゃあ、真のトップアスリートと言えないか。
 「優しくていい人、そこそこうまい騎手」で終わらないために、自ら退路を断っていたのだ。

参考にした記事と本

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ディープボンドのついでに、ディープスカイも紹介しよう。

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 話はこれで終わらない。四位騎手は、翌2008年、ウオッカを降ろされた無念を晴らすかのように、ディープスカイで史上2人目(1人目は武豊騎手)のダービー連覇を成し遂げている。
 同年、ウオッカダイワスカーレットの名勝負になった天皇賞・秋でも、3歳馬ながら3着を確保。ファンから「ウマ娘に出してほしい」というリクエストが多いのも納得ですネ。

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 ディープスカイは、アグネスタキオン産駒。そう、ダイワスカーレットと同じ、父・タキオンなのだ。
 プスカ(ファンの略称・愛称)のことは、他のタキオン産駒と一緒に知ることをおすすめする。
 たとえば、このバンコさんの動画。勉強になります。

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オルフェと池添騎手というより、「ステイゴールドと熊沢騎手」という古傷が痛む。

 久々の競馬語り。

 …とうとう発動してしまったか、競馬界の闇(?)「NORIKAWARI」が…。
 ヤネ(騎手のこと。最近は聞かなくなった俗語)にまつわる闇か…、くっくっく、カイチョーですら絶対言わない激寒ダジャレだ…。

 
 つっても、去年のヨーロッパ遠征時も、乗り替わりしてた。ただ、コロナがあったから出入国と検疫厳しかったろうし、なんか現地の外国人騎手で、日本に帰ったら和田騎手に戻っていた。

ディープボンド | 競走馬データ - netkeiba.com

 今度は川田将雅騎手ということで、一時的じゃない乗り代わりに見える。
 いや、ディープボンドには和田騎手が合ってると思うんだけど、こうもG1を勝てないままだと、乗り代わりは仕方ない。勝負の世界だから、さすがに結果が伴わないと…。

 

 オルフェーヴル池添謙一騎手を引き合いに出すツイもちらほらあったけど、俺はケースが違うと考えている。
 オルフェの気まぐれや、調教再試験のストレスで春天惨敗といった珍事もあったけれど、とにかく池添騎手はオルフェで三冠達成していたし、古馬G1も勝っていた。
 そこを(海外限定とはいえ)乗り替わりだったから、ものすごく物議をかもしたといえる。

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  和田騎手とプボくんのこと、近い例を探すなら、ステイゴールド熊沢重文騎手かな。
 結局熊ちゃんでは重賞を勝てず、勝ち鞍「阿寒湖特別」止まりだった。それでも「ステゴと熊ちゃんは名コンビだった」というファンがいる。俺もその一人だよぉー!

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余談

 名馬の中では、ウオッカだって、阪神JFとダービーを勝った功労者の四位洋文騎手が降ろされ、武豊騎手、岩田騎手、ルメール騎手…、と結構乗り替わっていた。
 でありながら、ウオッカは結局、騎手が誰かよりも「強いときは強い。ダメなときはダメ」という馬に見えたんで、さほど気にされていない(と思う)。

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 …それにしても、宿命のライバル・ダイワスカーレットが、安藤勝己騎手で固定されていたのは対照的だったな。

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アニメ感想、「異世界おじさん」第3話。

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 テレビとかでさぁ、アイドルが昔のVTR流されて、よく「やだー、やめてー」「恥ずかしいー」というんだけど、確かに今と比べるとぎこちない雰囲気をまといつつも、平凡な庶民様からすると「昔もかわいい/カッコイイじゃん…」と微妙な気持ちに。
 しかし、この藤宮幼少期は、本人が正視できず「やめてー!中止してー!」というの、わかりみ深い。

 
 「顔変わりすぎ!」とゆーツッコミは、無意味なこっちゃ。これは漫画/アニメだから…。
 いうなれば、おじさんが異世界に転生して(容姿、肉体はそのまんまなんで「転移」の方か? まぁどっちでもいいや)、それから現実世界で目ぇ覚めても魔法使えるって、藤宮の顔変化なんて問題にならないくらいフィクションだから。

 

メモ、サブカルにおける風水ブーム。

 

 Dr.コパさんは、日本で風水ブームを作った人として知られる。…といっても、若い人だと(90年代くらいの)風水ブームしらんかぁ。
 当時、流行に敏感な創作界は取り入れてたんだよ。最近アニメ化されたジョジョ第6部「ストーンオーシャン」に、風水に基づいたスタンド使いが出てきただろう。
 他には伝説の迷作「マガジンミステリー調査団(略称・MMR)」でも、ちゃっかり風水ネタやってた。

ウマ娘の育成実装、スイープトウショウが来た。

 

 後出しで話すけど…。

 残り、史実(元の競馬)で宝塚記念を勝ったウマ娘は、マーベラスサンデースイープトウショウナカヤマフェスタの3人だった。


 このうちフェスタは、宝塚というより、この後向かった凱旋門賞で僅差の2着だったことが衝撃の馬なんで(ステゴ産駒の意外性を知らしめた)、可能性は薄かった。

 となると、マベサンか、スイープか。
 唯一のG1勝ちながら、サクラローレルマヤノトップガンとしのぎを削って「三強」と呼ばれた誇りを示したマベサンの97年宝塚。牝馬としては、39年ぶりの優勝だったというスイープの05年宝塚。
 どちらが来てもおかしくなかったが、今回はスイープだった。

スイープトウショウ|名馬メモリアル|競馬情報ならJRA-VAN

 

 マニアックな事を言えば、マーベラスサンデーが勝った97年宝塚記念は、7月6日だったので、7月に実装されてもいいし…。

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 あとは、7月の七夕賞とか、ハーフアニバに合わせてツインターボですかねぇ…。

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