馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

「数少なく」穏やかで優しい性格の騎手も。

 池添騎手と言えば、最近では「あのレース、油断騎乗だ」と(本人に送ったものではない)批判ツイートに熱くなって反論し、リプ欄で「みっともないですよ」と苦言を呈されていた。
 まぁ、騎手というのは、厳しい競争の世界に身を置いてるためか、あれくらいは当たり前。成功した騎手の中では、川田騎手、四位元騎手が当たりのきつい言動で知られている。

 一般人相手に暴行事件起こした藤田元騎手は、別格でやばいが…。

 

 そんな中、「数少なく」穏やかで優しい性格の騎手もいる。
 ウマ娘ファン向けに挙げたいのは、ナリタトップロードの主戦だった渡辺薫彦元騎手(現在は調教師)。その人柄がファン、とりわけ若い女性ファンに好かれていた。
 他に松永幹夫元騎手や、現役なら幸英明騎手、藤岡祐介騎手が穏やかな性格で知られている。

 

 ちなみに、福永祐一騎手は周囲の人から「謙虚で穏やかな性格」とよく言われ、あったことない素人のワイも、インタビュー等を見るにそんな印象。ただ、一時期は殻を破ろうと、意識して強気な発言をしていたという(藤岡祐介騎手との対談本)。

 確かに…、「精一杯頑張ります」くらいの、謙虚だが無難なコメントでは、勝利への執念が足りない。「負けたけどよく頑張ったよ」じゃあ、真のトップアスリートと言えないか。
 「優しくていい人、そこそこうまい騎手」で終わらないために、自ら退路を断っていたのだ。

参考にした記事と本

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