馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

親仔で世界レコードだぁ!! 天皇賞・秋の結果と感想。


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 イクイノックスは強かった。
 ジャックドールの作り出したハイペースを、3番手で追走し、他の先行勢が潰れる中、追い出しにちょっと鞭を使っただけの余裕のある勝ち方だった。(他馬の騎手は、必死に鞭打っていた)

 ジャックドールの「演出」によるものだけども、当時、驚異的、府中の鬼(トニービンの血筋)と言われた、トーセンジョーダンレコードタイムを更新した。
 ついでに芝2000mの世界レコードらしい。

 

 世界レコードか…。お父さんのキタサンブラックも、天皇賞・春(2017年)で、芝3200mの世界レコードを更新していたからな…。父・息子で世界レコード持ちやんけ。

 とはいえ、長距離レース不人気の流れで、海外で芝3200の大レースは、オーストラリアのメルボルンカップくらいになった時代。しかもメルボルンC、ハンデ戦だし(日本のG1は全て定量戦)。

jra.jp そういう事情があって、90年代以降、芝3200の日本レコードは世界レコードとイコール(=)みたいになっていた。(ライスシャワーマヤノトップガンディープインパクトと、春天で日本レコードが記録されるたびに世界レコードも更新)

 

 それに対し、海外競馬は「クラシックディスタンス(2400m)からマイル~2000mに人気シフト」といわれる中、2000の世界レコードをたたき出すとは…。
 (※一応、イギリスとアメリカの競馬界がポンドヤード法を貫いているので、両国の「芝10ハロン」とは違う)

イギリス競馬の概要:イギリス競馬 各国の競馬 海外競馬発売 JRA

アメリカ競馬の概要:アメリカ競馬 各国の競馬 海外競馬発売 JRA

 世界ランク1位、世界レコード、もはや非の打ち所ねぇ世界最強馬。

ジャックドール

 ところでジャックドール、あそこまで積極的に逃げ、ぶっ飛ばしていくとはねぇ。

  去年の秋天で、大逃げしたパンサラッサが粘って2着になったのに対し、控える競馬をしたジャックが4着で、「なぜ思い切っていかなかった」「ジャックドールは切れ味で勝負するタイプではない」と散々批判されたので、やっぱそれを気にしての逃げかな。
 しかしそれを3番手で追走し、他の先行勢が潰れる中、追い出しにちょっと鞭を使っただけの余裕な勝ち方をするイクイノックス。

ドゥデュース

 現役最強馬の座は、イクイノックスで不動か? 

 いや、ドゥデュースファンは「武豊(騎手)が、直前の負傷で乗り替わりにならなければ…」と、勝負付けが済んだたぁ思ってないだろう。

 急遽ドゥデュースに代打で乗った戸崎圭太騎手は、秋天直前のオープン戦・ペルセウスS を勝っていたし、むしろ調子良く見えていたけれど…。ドゥデュース&武豊騎手ファンにとって、この敗北はノーカンか。

 特にドゥデュースファンでない私でも、これがイクイノとの対決最後になったら不完全燃焼。再戦を。