キタサンブラックがダービーで14着に敗れた後は、史実で言うと、3連覇のかかったゴルシが盛大にやらかして、ウマ娘民にも競馬民にも有名な「120億円事件」の宝塚記念になるんだけど…、とにかく「超」人気馬がずっこけたレースというのは、勝馬がかすんでしまうね。
このとき宝塚で勝ったのは、前にママコチャに関連して紹介した、金子真人氏×池江泰寿厩舎・川田将雅騎手のラブリーデイだった。けども、多くの競馬ファンが忘れてるかもしんない。(俺も後になって、あ、そういえば…、と気づいた)
3期ではなんか、解説役がロードトゥザトップに続き山本昌さんになっているので、細江純子さんの悲鳴(史実)はやるのかどうか(いや、すでにやってたわ)。
山本昌さん、初登場した時はビックリシタナモーだったんだけど、氏は一口馬主として、サンデーレーシングの複数の馬に出資している。昌さんの出資馬ではないけど、サンデーレーシング所有のドゥラメンテが、サプライズ実名登場したので、このための伏線だった説まで出てる。
「いや、そのケースが当てはまるかどうか…」「どうした急に!?」
ちなみに、1話で「どうした急に」と(2期と同じキャラが、同じノリで)語っていた「スペシャルウィーク、エイシンフラッシュ、皐月賞3着がダービーに勝った例」。
投稿馬さんは、「先行粘り」と「差し届かず」の違いを解説していた。
キタちゃんの場合、ダービーは超ハイペースに巻き込まれた形でつぶれたから、確かにそこが一番重要。(キタサンブラックが古馬になって本格化してからは、自らペースを作るようになったので、巻き込まれて潰れるということはなくなった)
あと、もう一つ言えることとしては、チヨノオー、スペ、フラッシュのケースでは、優勝馬との力量が接近していた。
特に、2010年にエイシンフラッシュが勝ったダービーは、「史上最大の豪華メンバー」と言われ、誰が勝ってもおかしくない混戦ムードだった。
ドゥラメンテの場合、皐月賞で「これほどまで強いのか」と言われるような、一頭抜けた強さを見せたため、皐月賞から1カ月余り(5週間程度)あとのダービーで巻き返すことは、至難の業だった。
ゆえに皐月賞とダービーの2冠馬も、それなりに多い。(これが菊花賞になると、長距離適性、夏を経た馬の成長分など、ファクターが複雑化するので、三冠馬は激減する)
別パターンとしては、アグネスタキオンの故障離脱で「タキオン一強」の構図がガラッと変わった、01年のダービーか(優勝馬はジャンポケ)。
まぁつまり、他馬が勝てる要素はドゥラメンテの自滅くらいしかなかったんだけど、特にそういうこともなく(むしろ不利を受けた皐月賞より順当に)ダービーを勝たれた。