土曜、今日は京都新聞杯。
"その後、1967年から菊花賞トライアルに指定され、1971年に「京都新聞杯(菊花賞トライアル)」に改称された。
(…)しかし、2000年に菊花賞が10月に繰り上げられたことで、本競走は5月の京都競馬に移されるとともに菊花賞トライアルから指定を外され、(…)日本ダービーの前哨戦に位置付けられ、日本ダービー出走を目指す3歳馬が収得賞金の加算を狙って参戦している。
また、同時期に行われていた毎日放送賞京都4歳特別は、1999年を最後に廃止された。"
秋の菊花賞トライアルだった1999年までの京都新聞杯と、5月のダービートライアル的ポジションに移動した京都新聞杯は、実質別のレース。
地味な関西重賞だった京都4歳特別が、「京都新聞杯」として衣替えした。
日曜、明日のメインレースは新潟大賞典と、NHKマイルカップ。
jra.jp 92年、メジロパーマーは新潟大賞典を4馬身差で勝って、続く宝塚記念も9番人気ながら勝ってしまう。
新潟大賞典は、山田泰誠騎手とのコンビでは初勝利だった。以降、山田騎手はパーマーにとって最良の相棒になる。
「変則2冠」の名馬
当初は皐月賞やダービーに出れない外国産馬向けの新設G1だったけど、時代とともに意味や位置づけは変わる。
キングカメハメハ(2004年)やディープスカイ(08年)が、皐月賞を回避しつつNHKマイルCとダービーを勝って、「変則二冠」と言われた。
他には、05年にラインクラフトが桜花賞とNHKマイルCを勝って、これもまた「変則二冠」と言われた。
※ラインクラフトは、オグリキャップ(中央時代)で有名な瀬戸口勉厩舎の馬。「ウマ娘シンデレラグレイ」で、同じチームの先輩として(3巻から)登場するウマ娘の一人・クラフトユニヴァは、ラインクラフトとネオユニヴァースがモデルといわれている。(ネオユニヴァースも瀬戸口厩舎所属で、皐月賞とダービーを勝った名馬)
タニノギムレットは、皐月賞→NHKマイル→ダービー、という過密ローテーションの末ダービーを勝ち、元気で強い馬に見えたけど、その反動か故障してしまった。
しかし、ネット情報をチェックしているファンにはおなじみのあれ、現在も柵を蹴り壊したりして、元気にやっている。(足の当たり所が悪ければ、ケガするわけで、笑いごとじゃないはずやけど)
最近だとこういうローテーションの馬は珍しく、NHKマイルのレベル低下や存在意義が議論になっているようだ。