馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

アニメ「アンデッドガール・マーダーファルス」12話。アニメでは省略されていた原作の記述を交えながら、感想を書く。

 見た。

 ・津軽人狼と戦うシーン。
 アニメでは省略されていたけど、原作で津軽は、「怪物狩り部隊」隊長との会話、対怪物の戦闘法を思い出しながら臨んでいた。
 木の枝といった自然物、崖の地形を利用した、巧みでトリッキーな戦闘。
 津軽の強さは、「鬼の血」の力だけでなく、いわば元特殊部隊としての経験値にある。

 

 ・地下の隠し通路。
 人狼たちがこれを見つけられなかったのは、原作だと「人狼は嗅覚&聴覚に優れているが、それに頼りすぎている。『匂いは途切れている』で思考停止してしまい、岩を調べなかった」という感じに説明されていた。

 事件現場を隅々まで調べるのは、探偵の基本。
 本来なら、静句さんも分かっていたはずなんだけど、囚人として手かせをつけられ、喋って調べてもらう状態だったので、限界があったか。