馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

アニメ3期「ウマ娘」。まだ分からない、ドゥラメンテの内面。まだ始まっていない、キタサンとドゥラメンテの関係。

inunohibi.hatenablog.com

 2話の感想、落ち葉拾い…。

 ドゥラメンテが骨折して、3冠が絶望的になって落ち込むのが、当のドゥラメンテではなく キタちゃんだったのは、ユニークな構成だった。
 史実ドゥラメンテは、強さの反面故障が泣き所で、2冠から骨折という点ではトウカイテイオーと重なる。アニメ内でも、キタちゃんが、ドゥラメンテの走りにテイオーの幻影を見るという演出になっていた。


 そのようなポジションでありながら、ドゥラは今のところ、感情が読み取れない。

 常に堂々としており、骨折後の菊花賞にも、平然とした様子で観戦に来ていた。1話では担当声優さんが「難しかった」と語るように、セリフ無しで吐息だけだったドゥラが、2話ではもう息すらなかったので、EDのクレジットから消えていた。

 

 アニメ2期では、故障で秋G1シーズンが絶望的になったマックイーンに代わり、復帰して精神的にも成長したテイオーが、有馬を勝つという奇跡(史実)でマックイーンを励まして締めくくった。

 それに比べると、今のところドゥラメンテとキタサンの間は、会話すらない希薄な関係。

 それだけに、かえってキタとドゥラ、最後の対決になった宝塚と、その後のドゥラ引退をどう描くのか気になる。