見た。視聴者にとっては最初の事件、吸血鬼殺人の解決編。
メイドの静句は、真打津軽のことを「最低くず野郎」の「えせ噺家」と嫌っていたけれど、ここまで見れば好かれない理由がよくわかる。
2話ですでに、馬車の御者相手に「馬車を返品する」という屁理屈でけむに巻いて、代金を払おうとしなかったり(他の人のコメントによると、落語にそういうネタがあるらしい)、なおも3フランを2フランに値切ろうとしていた。
3話では、ゴダール卿一家と食事中に、鴉夜(アヤ。そうは読めない漢字を使っている)の冗談で笑って、口から物を飛ばすというマナーの悪さ。
極めつけは4話で、ゴダール卿の家族が殺され、またゴダール卿の家族が真犯人だったことで、一堂重く暗い空気に包まれる中、津軽だけ「4度あることはゴダール」と激寒にして不謹慎なギャグで締めようとしたところ。
人の心とかねーな、こいつ。静句さんでなくても殴り飛ばしそう。
また、一応アヤが(推理ものの最後によくある)フォローの言葉を入れたりしてるのに対し、津軽は「人と怪物は共存なんてできませんよ」と、真面目な顔して言うこともドライ。
まぁ1話のときの境遇だけでも、陰鬱なものだったし、環境が性格を捻じ曲げたと思っておこう。(津軽の場合、もとから性格が悪かったように見えて怖いんだが、まだ話は序盤やし、保留せな)
「私はMです」
そして、特徴が多い、多すぎるくらいッピ! な「Mの杖を持った教授」。
M教授…、奴はいったい何者なんだ? もしかして、シャーロック・ホームズの宿敵として有名な、モリアーティ? いや、まさかそんなはずは…(テンプレ文)。