馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

最初は「やっぴー♪」は痛すぎるだろと思った! けど慣れてくるとこれが快感に!?

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 あぁもう、短剣に言及したついでに、使い始めるとその優秀さにびっくりするユナカについて、しゃべっておこう。

 

 エンゲージの発売初期は、ストーリーが「まるでラノベ」などと、超絶不評だった。

 やってみると、確かに序盤のキャラやストーリーが薄い。薄いだけなら、昔の方がテキスト量が少なくて薄かったといえるし、古参ユーザーがむきになって怒る要素ではない。
 しかし言葉遣いが…。西洋風ファンタジーの枠をはみ出した、現代人が異世界転生したような、俗すぎる言語センスのキャラが多かった。(「覚醒」や「if」もそうだった。というわけで、この2作になぞらえて批判するユーザーレビューも目立つ)

 

 ゲームを始めると、まずフランに「目線下さい」とかまされるんだけど、これはまだ軽いジャブよ。

 「やや!」「私めが~」「~氏」「~ですぞ」と、ステレオタイプなオタク口調を連発するユナカで、しんどさが極大マックスになった。

 しかし、よ~く考えてみると、ストーリー上、ミカヤの指輪を最初に付けて戦うユナカはシーフだ。

 ミカヤが主人公の「暁の女神」で、シーフ系キャラと言えば、ミカヤの義理の弟でありつつ、(ある理由で体の成長が遅い)ミカヤの背丈を超えて成長し、「ミカヤは俺が守る」というサザもシーフ(盗賊)だった。

サザミカ (さざみか)とは【ピクシブ百科事典】

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※ちょっとネタバレ注意。

 ユナカの場合、オタク語は正体を隠すため演技で、「元暗殺者」という経歴を持っていた。

dic.pixiv.net それは蒼炎~暁で言うと、フォルカの方になっちゃうんだけど、そこも含めて過去作リスペクトと考えると、エンゲージ氏、意外と侮れないでござるな。

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 「正体を隠していた」はいいとして、そこで演じてみたのが「~ですぞ」「やっぴー♪」って、超絶おかしい。
 峰不二子チックなボディラインぴっちりのラバースーツみたいな服着て、セクシーな露出度もあって、オタクキャラとは無理矢理すぎる。頭隠して尻隠さずですぞ。

 

 エンゲージにおけるユナカというか、シーフという兵種は、シリーズの常識を覆す強さ…、と言いたいところだけど、よく考えると暁のサザも、加入当初から第1部の間まではめっちゃ強かった。
 ※3部からは、他の上級職と横並びくらいの性能になるけれど、もともとシーフなんで一番活躍するのは鍵開けや盗みであるし、射程1~2のナイフで、後衛から敵のHPを削らせるだけでも役に立つ。

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 サザ&フォルカのオマージュと深読みすれば、ユナカの強さも納得。

 

 とはいえ、過去作に比べれば、短剣全般が凶悪化していて、後で加入するウルフナイト(エンゲージで初登場の兵種)のメリンも、超強い。※特にフォルカは、ユニットステータスに比して、短剣の威力が低いことだけデバフだった。

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 結局わかんねぇな、これ。