馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

現在の危機は、あくまで大人世代の因縁。最後は大人が責任取らなきゃ。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」22話の感想。

 見た。

 前の感想では、素朴に「ただの学生のスレッタより、腕のいいパイロットがいるだろ」と思って書いたけれど、そういえば、過去エラン4号が「処分」される寸前に、ベルメリアさんが「でも、4号には経験があります」といっていたし、ガンダムの操縦経験が豊富なスレッタは、適任者だと思われたのか。


 そしてベルメリアさんによって、「エリクトと体質が同じ」スレッタは、ある程度「パーメットスコア上昇に耐性がある」と説明されていた。(しかしテスト試乗で苦しんでいたように、全く大丈夫なわけじゃない)

 これがエラン5号ら、他のガンダム乗りになると、スコア上昇に耐えられないのでクワイエット・ゼロに歯が立たないということになる。
 議会連合&オックスアース社に、まだガンダムパイロットがいたとしても、役に立たないのでさっくり無視していい。

 

 キャリバーンは、現状スレッタが最適任者であるけど、ケナンジさんが、ムチャしないように「あなた方は学生なんです。責任は大人に取らせなさい」と言い添えたのは良かった。
 前回グストンが言った「嫌だな大人ってのは」(グストン自身も大人だから、自嘲・自虐のたぐい)の反対で、「最後は大人に任せればいい」という意志表明。

 そもそも現在の危機や惨状に、スレッタたち子世代は無関係だからね。すべて大人世代の因縁話。