馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

話題作に横槍ごめん。こうすればよかった、という【推しの子】への意見と感想。

 今期のアニメ、話題作の一つに「【推しの子】」(カギ括弧を付けるのが正しいタイトルらしい)があるけど、俺はまぁ、まとめサイトであらすじを追いかける程度かなぁ。

 ストーリー構成を見た場合、中核的設定だけで「アイドルの妊娠と出産」「転生して推しアイドルの子に産まれる」「推しアイドル(兼母親)を殺した犯人の黒幕は誰か」と、非常にごちゃついてるのが気になる。
 ぼかぁ、初期設定はなるべくシンプルで、現実的な方が好きなんでねぇ…。ガンダムシリーズでも、見ただけじゃ分かりにくい世界観・設定とかは嫌い。

 俺の知る範囲でも、逆転裁判シリーズの脚本・巧舟氏が、「『推理ものに、霊媒といった非現実的要素を入れるな』という意見が寄せられる」と言ってた。

 

 私としては、ミステリー展開との食い合わせが悪い「転生して生まれた」設定を削り、「女性アイドルから生まれて成長した子供が、母親の死の真相を突き止めようとする」くらいで良かったと思っている。
 最序盤に、「推しの子」として転生する産婦人科医は、多少ご都合主義でもいいから、アイドル・星野アイの子供が成長した時に、事件の真相を突き止めたい大人として現れる。で、アイの子どもが、突き止めようと芸能界に~って流れかな。

 

 俺が原作書くとしたら、そうする。いや、書かないんだけど(言うだけ番長)。