土曜の重賞、上村洋行厩舎が存在感を示しましたね。管理馬からまだG1馬こそ出てないものの、順調に実績を積み重ねている模様。
昔、騎手デビューの頃にまでさかのぼると、初めに活きのいい若手として活躍、一旦壁にぶつかって勝利数が低迷するものの、サイレンススズカという素質馬に乗るチャンスが巡ってきた。
しかし、騎乗ミスで神戸新聞杯を負けて(2着。マチカネフクキタルに差される)降ろされてしまい、失礼ながら私の中で「上村騎手」というのは、ずっと「サイレンススズカを降ろされた騎手」だった。
db.netkeiba.com その後、眼病、暴行事件などが重なり、「あー、これはもうダメかな」と思っていたのだけど、その後更正したらしく、コツコツ乗って勝利数を回復してゆく。
ついには、スリープレスナイトのスプリンターズSで、G1初制覇(08年)。
騎手引退後は、既述の通り、調教師としても結果を出してきている。
一時は終わったように見えた人物が、成長して復活するってのは、競馬に限らない人間ドラマっすね。