馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

人に支えられて。17年後の和田騎手。

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 一応、和田竜二騎手は、成長が遅くてクラシックに間に合わないと思われていた(オグリがきっかけで改正された追加登録で参戦)オペラオーを、皐月賞で勝たせた功労者の一人。
 が、前書いたように、ヤエノムテキ皐月賞を勝った西浦勝一氏とか、ホクトベガエリザベス女王杯を勝った加藤和宏氏が、成績が落ち込むと降ろされたように、騎手は厳しい世界。
 特に加藤騎手の場合、80年代は名門・二本柳俊夫厩舎のもとで、ホウヨウボーイアンバーシャダイメジロライアンのパパ。甥にサクラバクシンオー)、シリウスシンボリの主戦騎手として活躍していたけれど、90年代のG1勝利は、ホクトベガワールドクリークによる東京大賞典(地方の統一G1)にとどまった。(※ちなみに、ワールドクリークスマートファルコンの半兄)
 そんな競馬界を見ていたファンとして、彼ら90年代~00年代デビューの若手は、よく頑張った/頑張っているよ。

 

 ところで、和田騎手の騎乗ミスに激怒したり、2000年年明けに岩元厩舎のスタッフに向かって「今年は全勝しろ」と発破をかけたエピソードから、怖い人というイメージのある竹園正繼氏だけど、騎手起用は厩舎に任せているらしい。

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 実際、「テイエム」の馬にはマイナー騎手が目立つ。

 この前ふれたテイエムオーシャン(G1・3勝)には、全レース本田優騎手が乗っていた。
 本田氏(現在は調教師)というのは、1986年にゴールドシチー阪神3歳Sに勝った実績があるものの、とかくジミ~な中堅騎手だった。ファンから認知されるキッカケは、テイエムオーシャンだったと思う。

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