馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

言うだけ番長のアメリカ大統領。~つまり弱すぎるアメリカ。

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大統領選「選挙結果覆すような不正の証拠なし」 トランプ氏側近の米司法長官 - 産経ニュース

 もう司法長官も認めたっすね。
 まだ往生際悪く「連邦最高裁で…」とか言ってる人もいるけど、司法長官はトランプ大統領が任命したんっすよ。社会常識っすよ。
 それが「実は裏切り者」とか「実は脅迫されている」とか無理やり辻褄合わせても、つまり彼らでもトランプ大統領を守れないとか守る気がないってことで、ましてや海の向こうの日本人がどんなにわめいても、何も覆らないっすよ。

 
 (※連邦最高裁というのは、9人の判事の多数決で決まるのだが、トランプ大統領が指名した判事だけじゃ3人で、多数派にはならない。司法長官が「ダメ」なら、連邦最高裁で結果が覆るわけない。)

アメリカ合衆国連邦最高裁判所とは - コトバンク

  かつて右派は、歴史を舞台に暴れまわっていて、歴史クラスタとして歯がゆさを感じていた。歴史といい、客観的史実というものは、根気よく勉強しなければわからないものだったから。
 ところが、とうとう「大統領選の結果」という、そのうち否定しようもなく事実が決まることでドジ踏んじゃった。
 もちろん、トランプ氏とその弁護団のように、「不正があった」と言い続けることだけはできる。しかし現実は、バイデン新大統領を前提として動いていくし、日本政府だって、誰が総理であろうとそれに対応しなければいけないから、トランプ支持者の陰謀論に構ってる暇なし。

 また、陰謀論の常として、「敵は××を支配している。我々は包囲されている、ピンチだ」というものがある。今回の「選挙不正」論でも、「マスコミはグルだ。共和党にも実は裏切り者がいた。ベネズエラ政府が黒幕としてかかわっている」と際限なく「敵」が肥大化していった。
 本来アメリカ大統領というのは、世界最強の軍備を保有した国の指導者で、軍の最高司令官であり、そういった陰謀や乗っ取りを、事前に防止する方ではなかったのか。
 とはいえ、「敵に包囲されている」という世界観こそが、追い詰められている白人貧困層の実感にフィットするのかもしれない。だが一方で、「アメリカは頼もしい味方」という世界観に依存していた日本の右派は、これからどうするのだろう。自主防衛路線? 核武装

 
 また、アメリカ史が専門の鈴木透氏が指摘するように、ここまでアメリカ人が陰謀論に弱いとなると、敵対勢力がフェイクニュースを流してアメリカ国内をかく乱させることもできる、と気付いただろう。
 危機はそっちにこそある。

mainichi.jp

 
 まぁしかし、悲観的になりすぎず考えれば、彼らはまだマシかもしれない。ともかくSNSで積極的に発信したり、街頭で抗議する元気があるから。

 一番まずいのは、何も訴えない、そもそも世の中に対して物申すというのが分からないし、何も分からないまま寄る辺なく、精神的に追い詰められて自殺するような人がまずい。
 「GOTOはいい。入国制限を強化せよ」と絶叫する右派も、論理はめちゃくちゃだが、とにかく「こうすれば世の中がよくなるんだ」という希望を表明している。それもない若者から、自殺しているように見える…。