馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

スーファミ「がんばれゴエモン」を語る。

 「がんばれゴエモン ~ゆき姫救出絵巻~」が、ミニスーファミに収録だって。大好きだったゲームなので、この機会に語っておく。
 ゲーム史の教科書的には、スーパーファミコンの画面ズーム機能を最大限生かしたステージがあげられる。まだ「マリオワールド」では、せいぜいズーム移動で1UPキノコを採るとか、おまけ的要素だったが、ゴエモンではステージそのものが奇抜にズームした。
 それも楽しかったが、個人的に一番好きなのは、日本全国を旅する情緒あふれる背景やBGMと、小気味よいコミカルさが同居した世界観。以降のゴエモンシリーズも、面白いっちゃー面白いんだけど、「情緒」のほうが薄れてギャグばかりになったのは寂しかった。ゴエモンインパクトのような巨大ロボットが登場すると、さすがに江戸時代って感じはない。
 とはいえ、ワガハイはアクションゲームがへたくそなので、難易度的にスーファミシリーズの「2」以降はサクサクやれてよかった。