馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

風子がシュタルク・メンタルじゃなくてよかった…。アニメ「アンデッドアンラック」7話 の感想。

 敵UMAのスポイルが強すぎる…。
 視聴者からも「無理ゲー」「クソゲー」「序盤で出ていい敵じゃない」とくそみそに言われているけど、「クエスト」一覧が提示された時、ユニオンメンバーが「まだ挑まない方がいいな」って分析してくれたのに、構わず「この中で一番難しい」クエストを選んだのはアンディなので、まぁまぁ自業自得というか。

 ゲームで言えば、「あえて不親切ですよ」「死に覚えですよ」って評判なのに、フロムゲーに突撃するニワカみたいじゃん。

 

 とはいえ、これまで描かれたとおり、アンディは無理難題を諦めない豪快な性格と、明晰な頭脳を併せ持っている。

 “バトルマニア”シェンも、フェイズ2になった強敵に、なんか喜んでいる。

 すごいのは風子ちゃんで、物語の始めに自殺しようとした時と人が変わって、「黄金の精神」でスポイルに立ち向かっている。
 いや、理不尽な「不運」の能力で、極度にメンタルが追い詰められていただけで、根っこの性格はこっちの方かな。

 

 風子のメンタルが、「葬送のフリーレン」で言うシュタルク並みだったら、「うわー、じじい(少なくとも200年生きてるアンディ)が高難度クエストに挑むからだー!」とすぐに心が折れて、ゾンビ化カウントも早回しじゃったろう。
 シュっくんがアンデラ世界の住人じゃなくてよかった。

 まぁ、どんな人間でも不幸になる呪術世界というのもありますがね…。(例外があるとすれば高羽?)