馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

IOCとの「不平等条約」的なリスクを説明しなかった東京都と日本政府。

 

 まぁ、どっちみち五輪は無理やね。感染者・死亡者数の多寡ではなく、五輪をやろうとすることで、むやみに世界の注目を集めてしまう。
 特に欧米人の間では、日本に対してというより、IOCのバッハ会長(ドイツ出身。元西ドイツのフルーレ代表らしい)に対する集中砲火が予想される。

 
 すでに日本政府は、「決定権はIOCにある」と逃げ腰だけれど、小学生レベルの言い訳。
 軍隊のような実力組織があるわけでもないIOCは、開催国の日本が頑として「やらない」と拒否すれば、できないんだってば。
 「開催できなかったら賠償請求が…」という意見もあったけど、「住民(国民・市民)の命と健康が危ういので、多少の賠償も仕方ない」という冷静なトレードオフができないあたり、判断力を失っている。

 
 そもそも、五輪をめぐるIOCと開催国の「不平等条約」的性格は、事情に詳しい人たちの間でささやかれていたのに、なんで東京都と政府はそういうリスクを説明せずに五輪誘致の旗を振ったの。
 昭和天皇に対して不利な情報を隠して開戦を進言した陸軍・海軍かよ。