”1981年(昭和56年)春に“勝抜制”が廃止されて、過去の優勝馬にも出走権が与えられるようになった。(…)長年、「4歳以上、芝3200メートル」という条件で行われていた天皇賞であるが、1984年(昭和59年)の競馬番組の変革により、秋は距離を芝2000メートルに短縮し、さらに1987年(昭和62年)から秋の天皇賞には3歳馬が出走できるように条件が変更された。これにより、春は4歳以上のステイヤー日本一を決めるレース、秋は3歳以上の中距離ナンバー1決定戦と、その性格が明確に分けられた。なお、2021年は京都競馬場整備工事による開催日程の変更により阪神競馬場で行われる。”
今日の天皇賞・春、有力馬が大阪杯の方に流れてしまい、長距離の不人気ぶりが際立ったメンバーになった。
そもそも、世界的に長距離が盛り下がっていて、伝統のイギリス・セントレジャー(菊花賞の基になったレース。一番最初に作られたクラシックレースでもある)も空洞化しているらしい。
「ワールドレーシング・チャンピオンシップ」(ドバイ主催。1999年~2005年)の対象になった世界各国の大レースでも、3000メートル以上はなかった。
時代の流れといってしまえばそれまでだが、日本は日本で長距離路線を支えてほしい…。
レース前の予想
これ見ると、ディープボンド(1番人気)強いよね。今年はこれと同じ阪神競馬場になったし。
鞍上が和田竜二騎手というのも、個人的に応援したくなる(いやー、ミッキーロケットの宝塚記念は感動した)。
オッズは5頭が10倍以下で割れている。ドングリの背比べ感がありつつも、実績はワールドプレミアが抜けている。
年取って衰えたように見えるが、おおまかな傾向としてステイヤーは衰えが遅い。元気に見えたらいけるんじゃないか。
結果と感想
ワールドプレミア優勝。1枠1番だったけど、遅れたスタートから外を回るという勝ち方。ディープボンドは2着。
さっきツイートで「いけるんじゃないか」といったら、本当に勝った。まぁ人気上位の馬なので、「予想が当たった」と誇る気はナイヨ。
他には、馬場状態に着目してワールドプレミア有利と見た人がいた。確かにディープボンドの前走は重馬場だったので、良馬場の今日も通用するのか未知数でしたぁー。
けど4歳になって成長した。
ちょっと前に、ライスシャワーと長距離適性の話をした。ライスのようなステイヤータイプは、2500以下のレースで負け続けても、長距離になって復活するというパターンがあるんだ。
ライスは関東馬だから、阪神大賞典(3000メートル)ではなく中山の日経賞(2500メートル)を使っていたが、あれ、ワールドプレミアは関西馬なのに前走が日経賞? (しまった、情報を仕入れてない)
まぁいいや。日経賞の結果というのは、参考になるようでならない。
参考記事
世界の競馬を席巻するゴドルフィンが自信を持って送り出すエデリー|競馬|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva
”※1999年~2005年まで行なわれていた競馬の世界選手権シリーズ。凱旋門賞をはじめ、ブリーダーズカップやジャパンCなど、シリーズ対象レースでの成績をポイント化して年間総合順位を決定。”