馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

家庭内暴力と日本社会。

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 元農水次官の息子殺害事件。被告は息子から暴力を受けて、「命の危険を感じた」と語る。
 判決の法律論的には、「第三者に相談すべきだった。短絡的な面が見られる」だったのだが、日本人には何が短絡的なのか、よく分からないだろうな。
 日本には一応相談機関があり、一応精神科医と警察がいる。しかし、総じて貧弱な福祉、家庭に押し付けられがちな責任意識、それらで元農水次官という、日本の官僚トップを経験したはずの人間でもこうなっている。
 子供への虐待については、「児相や警察が緊急に対処しなければいけない」という意識が浸透してきている。家庭内暴力等についても、そうであるべきだ。