犬と沼の日記

おひまな読者へ・・・。

この3パターンを、自分の小説に当てはめてみると・・・。

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 元記事を読めば、「男が描く女」だけでなく、「男が描く男」にも当てはまる話。  俺っちの作品を分析すると・・・、甘えられる父親的存在 →「今日も鎮守府は開店休業」の提督。ヒロインが恋する崇めたてるべき万能イケメン →「はがねの新世界より」の波多野君。(イメージは風早君)

 やべっ! 男も3パターンの内2つだけだった。
 まじめな話、女性が描けていない作家は、男性もステレオタイプな男ばっかりで、実は描けてないことが多いよ。要は人間について、どれだけ引き出しを持っているかでしょ。

 また「まなざし村」なんちゃら物議をかもしているが、たとえばそうカリカリするよりも、だったら「おっしゃ、フェミニストの複雑で魅力的な心境を描いて物語に絡めてやるわ!」といった意欲を見せればいいんやないの?
 元記事は有益な議論であるが、ちょっと話がなめらかすぎるような気がする。昔、戦後民主主義を呪う反動保守が集まったムック「別冊宝島」シリーズでは、コンクリート詰め殺人事件を「親が共産党員だった」といったどうでもいい情報とつなぎ合わせ、要するに「戦後日本の左翼が悪い」という結論にしていた。
 つまり、少年の凶悪犯罪のような、誰もが疑いようもなくひどいという事件を、自説の補強に使えば、なんでもきれいな結論が出せるということ。これらの凶悪犯罪は、80年代末から90年代、あるいは00年代くらいまで、左翼・右翼双方が好き放題結論を出すためのおもちゃになった。

アニメ「Infini-T Force」第7話 感想

 相変わらず話の展開が早い。普通のアニメだったら1クールかけるところを、半分の尺でやったような余裕のなさがある。終盤にやるような、敵ボス兼笑の父親の目的と過剰な愛情、笑の心の揺れが描かれた。
 そっちはいいとして、偽物との戦いは、よくわからんうちに片付いてしまった。ニコニコ動画で2周目だったとき、コメントで、偽物たちにはないチームプレイで倒したのか、と話の意味に気がついた。しかし、もっと丁寧にやったら分かりやすかったと思うので、やっぱり詰め込みすぎ。
 これまで敵幹部たちは、ヒーローと対をなす存在だった。武士の友達になれたかもしれないが、孤独なほうへ行ってしまったダミアン。自分の種族が滅んでしまった城二とベル・リン。人間ではなくなった悲しみを背負う、鉄也とラジャカーン。そして明かされた「Z」の真意は、笑を守るという点で、健と対をなす存在だった。
 笑とほかの人間も守ろうとするヒーローに対し、世界を滅ぼしても、自分が死んでも娘を守ろうとするボス。この対比はうまい。

漫画の論争・論破が、なぜ「あっちゃあ」になるのか。

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 漫画の論争や論破シーンがつまらない、どころか、大抵「あっちゃあ」と顔をそむけたくなるようなセンスをしているのはなぜか…。
 これは政治系漫画の急所を突いた議論であるが、とりあえず、「自分の主張したいことがあるなら、マンガじゃなくて自分の文章でやれよ」というのが第一に出てくる素直な感想だろう。フィクションで自分の言いたいことを勝利させるのは、とても卑怯な気がする。
 その点、小林よしのりゴーマニズム宣言」シリーズは、作者自身がこめかみに青筋立てて物申すことによって、問題をある程度クリアーしている。あれはもう、絵の付いたオピニオン記事というべきだ。
 雁屋哲原作は、一部でカルト的な人気を誇る「野望の王国」の「警察は日本最大の暴力機構だ!」みたいに、漫画ならではの「暴論」が面白い。各人が自分の主義思想で暴走していくのがいいんであって、陳腐な論破シーンをもうけると、それはもう「陳腐な正論」としてケレン味を失う。
 そして論争シーンで、論争の意味内容よりも重要だと思われるのが、それを通じて表現したい「お話」である。私がよく知っているので最低な論争漫画といえば、「マンガ嫌韓流」だった。あれは「韓国の言ってることは間違っている」という主張以上に表現しているものが、何もない。
 「神聖喜劇」はどうだろうか。私としては、くどくどとした主人公・東堂太郎の「論理」そのものはどうでもよかった。紙屋高雪さんなんかすごい好きみたいだが、私は正直読み飛ばしたくなったし、今はもう、何を言ってたか覚えていない。
 東堂の「反論」を通じて描き出されるのは、まず、東堂という人間の意地とか、強靭な反骨精神だ。しかし、常軌を逸したセリフの長さと論理のしつこさによって、東堂という人間の「底意地の悪さ」や、物事にこだわりすぎる「滑稽さ」も伝わってくる。
 「上官を論破する東堂かっこいい」という単純な感想しか持てないならば、はっきり言ってこのセリフ量は苦痛にしかならないし、初めて読んだ時も、それで挫折しそうになった。
 そういう意味では、「神聖喜劇」は一般的な漫画の論争シーンに当てはまらないし、もしかしたら一般的な人文学の論争にも当てはまらないかもしれない。つまり、マネできないし、マネしちゃいけない例。

 追記。
 「神聖喜劇」は、「陳腐な論破」とは無縁だが、そのセリフの長さが、単なる論破シーンではない「異化効果」を生み出さざるをえない。タイトルの「喜劇」が、そこに符合してくる。金玉袋を右に入れるか左に入れるか・・・、などと超どうでもいいことを規定している軍隊が「喜劇」なら、それに食い下がって延々と論争する東堂の姿も、「喜劇」だ。・・・とまぁ、このようにキリがない多面的な読み方を可能にするのは、さすが戦後文学の傑作(らしい。解説の中条省平氏がそういってる。)である。
 そういう「文学性」がなくなると、あっという間に「あっちゃあ」になるということだが。

アニメ「Infini-T Force」第6話 感想

 現れるたびに笑わせに来るダミーは、やっぱり卑怯なキャラだわ。今回もダミーの名言、もとい迷言はキリないが、私的ベストは英語覚えたての中学生みたいな「Hero is dead」。
 敵がコピーした能力を使ってきて苦戦とか、変身できない状態で知恵を駆使して戦うとか、ベタな展開の詰め合わせだった。が、笑が前回言った「あんたたち普通じゃないから『守れる』って言える」ということへの回答を織り交ぜてきたり、ストーリーに無駄がない。感心するしかない。

「政府がツイッター規制を検討」 やっぱりそうなるのか。

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 座間市の事件で、政府がツイッター規制を検討しているというニュース。「ツイッター規制」という見出しだけを見ると、的外れでびっくりするが、本文には「(2)自殺に関する不適切なサイトや書き込みへの対策強化」とあり、ツイッターの中の自殺や犯罪につながりそうな書き込みということ。
 ミスリードされる見出しには、本文を熟読しない的外れな反論も現れるもの。「ツイッターが事件を起こすわけじゃない。ツイッターの問題ではない」という反論がチラホラある。

 包丁が人を殺すわけではないが、裸の包丁を持って外を出歩く人は、すでに銃刀法違反の対象になる。SNSというのも、鍵をつけない限りオープンスペース。家の中ではなく、町の道路にいるのと同じ。安易な反論では、選別的な規制論に太刀打ちできないだろう。
 そして自慢ではないが、私はこういう事態をすでに見越した記事を書いていた。たとえばこれ。
http://inunohibi.hatenablog.com/entry/2017/06/16/111637
 共謀罪は「一般人は対象にならない」といわれ、「極左」「テロリスト」の連中だけが摘発されるらしい。ツイッター規制も、「自殺をあおる犯罪的な奴ら」だけが規制されるだろう。それが、日本国民が支持した自民党政権だ。

書いた。「はがねの新世界より 第4話 聖書から遠く離れて」

www.pixiv.net

 これまで温めていたアイディアをついに書いたので、ずいぶん濃くなったし、文字数も多くなった。

 ベーシック・インカムに興味のある人、必読!(ウソ)

 

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

旧約聖書 創世記 (岩波文庫)

 

 

あまりにも小さい、小さい文在寅大統領と韓国政府。

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 トランプ大統領と文在寅大統領の晩さん会に、韓国人元慰安婦も招待した件。例によってツイッターでは冷笑されたり、うんざりされたりしているわけだが、「慰安婦問題は人権問題」と訴える日本・韓国の左派の人にとっても、あまりに矮小な話でびっくりしている。
 つまり、韓国の左派運動や左派政治家は、日本の帝国主義とともにアメリカの帝国主義も批判してきたわけだ。トランプ大統領こそ、まさにアメリカの横暴を表す人物なのだから、その言動を注意する度胸でもあればいいのに、やることは「トランプさん、慰安婦問題を日本に強くいってくださいよ」だ。

 日韓慰安婦合意は、アメリカの後押しで結ばれ、アメリカのお墨付きを得ているのだが、オバマ元大統領のやることなすこと気に食わないトランプ氏なら、一縷の望みがあるかもしれない。しかしイラン核合意などで「オバマ政権からのちゃぶ台返し」が批判を浴びる中、「トランプ氏にご注進」とは恥知らずな話だ・・・。
 まぁ韓国は、廬武鉉政権の時アメリカに批判的だったら、在韓米軍の撤退をちらつかされて焦った、という苦い経験がある。「日本にごちゃごちゃ言えても、アメリカには強いこと言えない」という力関係が出ていた。廬武鉉元大統領のスタッフだった文在寅氏も、悪い形でそれを引き継ぐということだろう。