これまでの、学園ものとマジな殺し合いがごちゃっと混ざった世界観から、「硬派な戦記物」に振り切ったような回だった。
たまたまノレアら少女組が、シャディクのもとへ出向しているからだろうけれど、出てくるパイロットは全員成人~中年男性で、ずいぶん画面が泥臭い。(まぁあの男性メンバーたちじゃ、アスティカシア学園に潜入できんわな)
グエルが無我夢中になって助けようとした少女は、グエルの頑張りで奇跡的に助かるということはなく、結局、元プロ軍人(元ドミニコス隊)オルコットの「もう助からない」という見立ての方が正しかった。
なんちゅー冷徹な展開や…。人の心とかないんか?
「鉄血のオルフェンズ」や「サンダーボルト」でやり、本作では「ガンダムの呪い」と言われているガンドフォーマット技術、そしてプロスペラというのは、SF的にえぐいことをやっているんだけど、今話はそれらと違う形で視聴者の心をえぐる…、ぐぼっ! 俺もダメージ食らったよ!
グエルが覚醒したことが、唯一の救い…、になるんだろうか? もうなってくれないと困るんだが。
これからどうなるのか、まったく目が離せない。反面、見るのがしんどい。