馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

発展途上国と新型コロナウイルス。

 新型コロナウイルスの流行当初、「公衆衛生や医療設備の遅れた発展途上国で流行したら、大変なことになる」という危惧があった。確かに、それからインドやブラジルで被害が広がっているが、まだ西ヨーロッパ諸国ほどではない。
 (私は前に、北欧とブラジルの死亡者数を持ち出したが、そもそも母数となる人口が違うことを忘れていた。ブラジルは無能な大統領が感染を放置していて、死亡者も7000人以上に達しているが、2億の人口比から言えば、妙に抑えられているといえる。)
 なぜだろうか。
 思いつくままの仮説。(1)政府の能力不足で、そもそもちゃんと検査していないし、把握できていない。改ざんもあるかもしれない。特に中国に対しては、実態が隠ぺいされていると疑う者が多い。(2)西ヨーロッパの豊かな国に比べて、平均寿命が短いので、そもそも重症化しやすい高齢者が少ない。(3)BCGワクチンが効いている(BCGワクチン仮説)。(4)太陽光に弱いという研究結果の通り、赤道に近いほど流行しにくい。
 (4)の説だけだと、イタリアやスペインの流行が説明できない。しかし(2)(3)と併せて考えれば、妥当かもしれない。しかし、カナダやオーストラリアは、日光説やBCGワクチン説が当てはまらない地域に見える。(1)の場合もあって、結局すでに深刻な被害が出ていることもあるだろう。