馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

巨匠が語る生と死、頭のフタが開いた、薪を割る。「プロフェッショナル仕事の流儀」の宮崎駿監督回。

 いやー、今日の「プロフェッショナル仕事の流儀」はすごかったっすねぇ。

 敬愛する先輩(を超えた何か)に先立たれた高齢男性(世界的アニメ監督、巨匠)が、生と死を哲学し、現実と虚構の境目があいまいになっていき、何度も薪を割ったりと…、「僕らは一体何を見せられているんだ?」って視聴者も迷宮にいざなわれる作りでした。

 

 宮さんの誕生日、子供や若手から「ハッピバースデー(以下略)」とお祝いされているシーンに、延々絵で悩み続ける宮さんの姿と、薪割りしている姿を交互にはさむシークエンスに至っては、「これ、サスペンス映画の演出で見たやつだ!」と思っちゃったね。
 キメてますなぁ、NHKさん…。

キムタク

 そこに気が付くとは…。やはり天才か…。

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