馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

メモ。タマモクロス実装、来ませんでしたー!

 

 え、春天宝塚記念を勝っていて、シンデレラグレイでは秋天が終わった(ヤンジャン本誌)らしく、タイミング的にも実装を期待されていたタマモクロスが来ないの…?
 もう狙ってやってんのぉ?

 まぁ、再来週や翌月にはきてそうだけど。

 

 動画追加

www.youtube.com

私の考える顕彰馬(殿堂入り)システムの問題点。

 

www.jra.go.jp

 

 私も不満がある一人。
 よく言われる選定方法だけじゃなく、競争成績、および種牡馬実績を単独で見ていて、「名勝負」「ライバルとの激闘」が(あんまり)考慮されていないことが不満。
 そのため、TTGのうちグリーングラスが選から漏れるとか、ウオッカが入ってダイワスカーレットが入ってないとか、スッキリしない結果が続いている。

確かに彼らは強かったが

 グラスワンダースペシャルウィークが逃したのとは逆に、「一強時代」の最強馬は選ばれやすい。

 ディープインパクトや、キタサンブラックは確かに強かった。タイムは早いし、勝ち方も素晴らしい。しかし、ライバルに乏しく、層が薄い時期だったことも否定できないはず。
 ディープの場合、国内で唯一ディープに勝った経験のあるハーツクライが、長期遠征してなかったらどうなったか。
 当時グラスワンダーが海外に行っていたら、スペシャルウィークが国内の中長距離G1を全勝していたし、外国産馬に対する出走規制がなければ、逆にグラスがスペの勝ち鞍を減らしていたかもしれない。
 まぁ、そういう想像は競馬のタブーである「たられば」なんだけれども、顕彰馬まで杓子定規に勝ったG1の格と数を見ただけの選出しなくていーだろ。

安田記念の結果と感想。

race.netkeiba.com

www.youtube.com

 マイル女王、グランアレグリア敗北。

 「進路がふさがれた」というものの、あれだけ勝ち続けて強い馬、前をふさいで封じ込められるなら、周りの騎手が封じ込めにいくって。

 もっと長い距離なら、走っているうちに馬群がばらけていくもんだが、マイル以下でばらけないの普通のことだし。
 …というわけで、馬の実力でなくても言い訳できない負けだと思う。

「フジキセキの無念を晴らした」で、終わらない話。アグネスタキオンたち98年生まれ世代語り、続きのような。

 キャラクター一覧 | ウマ娘 プリティーダービー 公式ポータルサイト|Cygames

 「ウマ娘」にはフジキセキが出てるでしょ。サンデーサイレンスの初年度産駒で、4戦4勝、「こいつはすごい」と思われてたのに、屈腱炎でさっさと引退してしまった。
 「みどりのマキバオー」に出るカスケードは、この馬がモデルらしい。
 (※出典とされるマキバオー公式ファンブックが絶版なので、ファンの間でもあやふやな話。
 私も昔読み込んでいたけど、捨てちゃってそれっきり。内容を覚えてない。マキバオーが電子化されているように、名作は今も読めるけど、ファンブック的なのは出たっきりで終わるね)

 
 しかしその後、アグネスタキオンのような無敗で皐月賞勝って引退するSS産駒が現れたため、キャラかぶりで影が薄くなった。(つーかもう、タキオンってフジキセキの上位互換…)
 そんなフジキセキと、アグネスタキオンの同期馬ジャングルポケットは、主戦騎手が角田晃一氏、馬主が齊藤四方司氏、調教師が渡辺栄氏で、フジキセキと同じ。
 角田氏は、若くしてシスタートウショウ桜花賞を勝つなど、独特の勝負強さがあったけれども、年間勝利数は関西の中堅クラスだった。この馬主・調教師・騎手の三者にとって、ジャングルポケットのダービーは初制覇であり、牡馬クラシックの初制覇にもなった。
 フジキセキでできなかったクラシック制覇を、ジャングルポケットで成し遂げるという感動のエピ…、だけで終わらないのが競馬(プロスポーツの世界)。

 
 ダービーの後、Sグループの一角、NのY氏がジャンポケの共同馬主になり、さらに現在はY氏一人が所有権者になったため、ジャンポケがウマ娘に出れない状態に。

 いや、それはまぁいいとして、ダービー後、札幌記念3着、菊花賞4着と、勝ちきれないレースが続いたジャンポケは、鞍上がオリビエ・ペリエ氏に変更された。
 日本で勝ちまくる外国人ジョッキーのパイオニアになったペリエ氏。ヨーロッパのトップジョッキーであり、「だって角田よりうまいじゃん」と言われたら反論できない…。

 ペリエを乗せたジャパンカップで、ジャングルポケットは、“あの”テイエムオペラオー相手に力強く差し切り勝ち。

 
 「ずっと角田騎手を乗せてほしかった」と思うものの、G1レースでは億単位のカネが動き、さらに引退後の種牡馬シンジケートとなると、数十億から数百億単位のカネが動くことだってある。

 また、テイエムオペラオーのように、陣営が義理人情で若手を乗せ続け、批判を浴びるケースもあるんだ。
 …というわけで、Y氏は決して悪者ではない。

db.netkeiba.com

db.netkeiba.com

 

 01年(98年生まれ)クラシック世代を解説した動画。手っ取り早く分かる。

www.youtube.com

参考文献

 

 その他の動画

www.youtube.com

www.nicovideo.jp

メモ、競馬関連の本。

keibapedia.com

 挙げられている中だと、別冊宝島の「競馬読本」シリーズは確かに良かった。まぁ、宝島社によくある人気シリーズの乱発で、質下がっていくけど…。
 (特に初期は、大川慶次郎氏や井崎脩五郎氏のような大御所が、たった数ページにまとめた記事を書いており、非常に濃い。)
 /浅田次郎氏の競馬本は未読だが、筆力ある作家だからきっと面白いだろう。

競馬とウマ娘に関するツイートまとめ

togetter.com

togetter.com

togetter.com

 

  2021/05/22の新刊。「ギャロップダイナ 皇帝を抜き去った馬」「カブラヤオー 隠しとおした弱点」「カブトシロー 新聞を読む馬」「メジロドーベル 四年連続「最優秀牝馬」」「キタサンブラックをつくった男」など。