馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

アニメ「Infini-T Force」第4話 感想

www.nicovideo.jp

 いや~、今回も面白いね~。特に、2話や3話みたいに説明台詞が長くならず、スパッスパッとアクションシーンが見れたのはよかった。
 ベル・リンとの戦いはこれで終わり? いや、私は再登場すると思う。これまでのところ、ザコキャラとの戦いはすぐに終わって、OPに登場するメイン敵と続けて戦っている。
 ストーリーはやや駆け足だし、ダミアンたちは、早々と退場させるのはもったいないキャラなので、これからの話で掘り下げられることを期待している。
 公式ホームページを見ると、ガッチャマンの鷲尾健は24歳なのに、言動が完全におっさん。「おっさんヒーローだからこそ、いい」というノリは、「TIGER & BUNNY」を彷彿とさせる。

財政均衡主義サドかマゾか

www3.nhk.or.jp

 「痛みを」「痛みを」 
 財政再建派はマゾヒストばかりなのか? いや、どーせこいつらは痛まないから、サディストのほうか。「我に七難八苦を与えよ」というマゾの中のマゾ・山中鹿之助を教科書に載せていた戦前から、なんにも進歩してねーのかな、日本。

山中鹿之助(ヤマナカシカノスケ)とは - コトバンク

 明治の元勲・大久保利通は、新政府の赤字に私財まで投じたという。こいつらもそんなに痛みを伴う改革が好きなら、ポケットマネーで政府の借金を返済すればいいのに☆

「Infini-T Force」漫画版とアニメ版の違い

 遅ればせながら、「Infini-T Force」漫画版とアニメ版、違いの雑感。
 この二つは別物と思うべきだけど、ニコのコメなんかじゃ、そう割り切れていない人が結構な数。日付を見ると、漫画版が2年先に始まっており、アニメが始まる前にそれだけたてば、漫画版が「原作」として刷り込まれ、並行したメディアミックス企画として認識しづらい。
 そしてヒロイン。アニメ版では危険行為を繰り返し、極端に殺伐とした性格なのでヘイトを集めているが、これはストーリー上のフック(話のために作られた引っ掛かり)だろう。
 期間限定無料だった1巻を読んだだけだが、漫画版は、明るく素直な王道ヒロインで、ストーリーに起伏をつける存在ではない。漫画はガッチャマンとポリマー、ヒーロー同士の「正義に対する価値観の違い」が軸になっているようだが、アニメではすぐに共闘を始めるし、対立することはない。
 PVも合わせて今後の展開を想像すると、アニメは、昭和的な熱血ヒーローのガッチャマンと、何事にも捨て鉢で、冷め切ったヒロインが話の軸だ。

 「こう見えて、借りは返す」というのが、彼女が持っている変われる可能性だろう(真心に対しては、真心で返すことができる)。

天が与党に味方している。

 今日は雨から台風になってしまい、投票率も落ちるだろう。日本の企業は大雨警報くらいで休ませてくれないが、雨になると投票率は下がるらしい。雨が降っても槍が降っても、長時間労働その他を規制してくれる候補に1票入れれば、日本社会はもっと良くなるはずだけど・・・。
 投票率が落ちると、一般的に地盤の固い与党有利といわれる。その他、某巨大宗教団体S価学会の組織票があるK明党とか。

 それ以外にも、低い失業率とか、好景気とか、与党有利の材料はいっぱい。ネットで自民党は、「大学生の就職内定率」を実績として強調していた。保守派でなくても、こういった現状は自民党にコロッと行かせるだろう。
 前に民主党政権交代したときは、麻生内閣リーマンショックが直撃していた。またリーマンショック級の大不況がやってこないと、自民党は下野せんのかね。「不景気になれ」と願うわけにもいかず。

最高裁裁判官の国民審査の重要性。

 そういえば衆院選にともなって、最高裁裁判官の国民審査があった。「あった」とようやく思い出すくらい、影が薄い。
 実際、これまで国民審査で罷免された例がないというのが、制度の形骸化を物語っている。よく「司法・行政・立法の三権分立」といわれているが、総理大臣は国会議員の指名投票で決まるし、最高裁判所の長官と裁判官は内閣の任命で決まるので、三権は分立などしていない。
 現行の裁判員制度は、一審までなので、司法に市民感覚を反映させるには不十分である。国民審査でおかしな判決を下した裁判官や、権力におもねる裁判官を罷免できないならば、任命権を持つ内閣と癒着する危険性が容易に存在する。
 (他に国民は、重大な職務義務違反、職務怠慢のあった裁判官を国会の訴追委員会に訴追請求することができるが、こちらの制度も形骸化している模様。)

 本来なら、行政に対する健全な司法の独立を保つため、衆院選と同じくらい関心があるべき国民審査。

枝野幸男氏の特技

cdp-japan.jp

 テレビでは連日、各党首の街頭演説の様子が映し出されている。枝野幸男氏は今まで官房長官といった裏方を務めていたので、長々と演説を聞いたことはないが、けっこううまい。
 そういえば昔、浅草キッドの政治バラエティー番組で、「制限時間の中で与えられたテーマをしゃべりきる」という特技を披露していた。
 立憲民主党のホームページは、最初見たとき、数点の演説の動画しかなくて、いかにも「急いで作りました」感を出していた。今では政策パンフレットが掲載されている。これもまた、まだ生煮えな印象を受けるが、要点はつかめる。
 「3―1 あらゆる差別の禁止」自民党が全くやる気を出さないLGBT差別解消が盛り込まれているのはよい。「人種や性などによる違いを尊重し」それだけでなく、在日外国人への言及もあると尚よかった。