最近、我が家の父が、銀英伝にはまっていて…。
4月からの「ノイエ銀英伝」再放送を見ていたら、面白くて続きが待ちきれなくなったようで、近所のレンタルショップ自粛解除に合わせて、石黒監督(旧OVA)版の方を借りてきていた。
ノイエのイゼルローン攻略までから、石黒版DVD2巻という変則的な視聴をする父。「ストーリーは違うのか?」とたずねてきたけど(観る前に確かめた方が…)、見た感じ違わない。どちらも原作(小説)に忠実なアニメ化。
ただし、小説の文章がそのままアニメにできるわけはなく、登場人物のセリフにしたり、動きで表現する必要がある。地の文なら数行で済むことも、前後のシーンが必要になったりで、その点で石黒版とノイエ版の違いも目立つね。
(特にジェシカのエピソードは、もともと原作の記述が淡白であっさりしていたせいか、それぞれ独自の補完をされている。)
石黒版は、長い。長いことで有名なのは知っていたけれど、実際横で見ていたら、原作を膨らませたオリジナルエピソードもどんどん入れており、こりゃあ長くなるわ、という構成。
一方、ノイエ版は、原作から多少省略しているものの、石黒版ではなくなっていた原作の記述を、意識して拾っているように見える。ファンなら見比べてみるのもいいぞ。
そして、銀河帝国側のメインキャラで、ストーリーの序盤という段階で衝撃の死を迎えるあいつ。
原作で死亡し、石黒版で死亡し、フジリュー(藤崎竜)漫画版で死に、ノイエ2期はまだ見てないが、各話タイトルとペース配分を見ると、2期終わりでやっぱり死んでる。(未完の清原かつみ版でも…。)
なんかもう、大河ドラマでいう「織田信長、×回目の本能寺」というノリで何度も死を迎えているのだが、面白いのは歴史人物の最期と違って、その度に新規ファンが驚いていること。
俺はあまりにオタクの間で語り草なんで、本編見る前から知ってました…。ごめん。