馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

「SSSS.GRIDMAN」 第3話の感想。

 グリッドマン、ニコニコやギャオだと一週間遅れ。先が気になるので、次からはテレビ放映を録画しよう。
 「SSSS.GRIDMAN」第3話見た。前回指摘した弱点がそのままで、相変わらず主人公・裕太のキャラが立たない。将に「敵が人間かも?」と吹き込まれて、前半迷いが生まれてしまった裕太。それまでに裕太に感情移入させるエピソードを作っておけば、もっと話の流れが盛り上がるのに・・・・、と思った。
 将や六花については、若者らしい幼稚さや臆病さが描かれているのに、主人公だけスポーンとそういった性格付けが抜けて、ヒーロー物主人公のテンプレで行動しているように見える。あるいは記憶喪失の謎ふくめ、この後裕太の行動原理が明かされていくのかもしれない。が、紙屋高雪さんが「アンゴルモア」評でいうように、それを引っ張るのは得策と思えない。
 戦闘シーンはとにかく素晴らしい。ごつくなる新装備で、迫力の殴り合いとビーム。何も考えず見ても、戦闘シーンでおつりがくるほど楽しめるのはいい。

 参考記事

たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記』 - 紙屋研究所

グリッドマン」と関係ないが、主人公造形への批判が、そのまま当てはまる(このままでは)。