馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

秋風先生がグラサン、外す。

 朝ドラ「半分、青い」。鈴愛、漫画家やめるってよ。
 なんだかんだあっても初志貫徹で、子供のころからの夢をかなえた人ばかりに見える朝ドラヒロインの中で、この展開は意外。けど「××ばかりが人生じゃない」というリアリティーがあって、いいと思うよ。
 秋風先生はもうでてこない? 気の早い人は「秋風ロス」とか言ってるみたいだけど、死んだわけでもないし、なんかの折にちょっと顔出しくらいはあるでしょ。たつき監督を信じたみたいに、悦吏子氏の脚本も信じるんだ。
 鈴愛の去り際に、グラサンを外した秋風先生。文化研究者によると、いつも仮面をつけているキャラが仮面を外すのは、「本心を明かす」という作劇上のメタファーがあるそうだ。なるほどね~。タモさんも「ミュージックステーション」や「ブラタモリ」の最終回になったら、グラサンを外して本心を明かしてくれるんだ・・・。