馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

「100分de名著」アーサー・C・クラーク、第3回。

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 第3回「都市と星」見た。

 SFよー知らんので、クラークも「幼年期の終わり」くらいしか読んだことないんだけど、これいいですねー。テーマと構成の完成度は、名作「幼年期の終わり」よりいいかも。
 今やラノベの古典となった「星界の紋章」のような、SFを通した「異文化との対話」モチーフは、これが原型だろうか。

 
 それにしてもクラークってすごいなー。ポップ音楽界には、「全てビートルズがすでにやっていた」という、ビートルズの偉大さを表した言葉があるが、クラークもそういう偉大な元祖なんだろな。

大阪と神戸。

 

 もともと東京出身なのだが、小さいころ甲子園球場が「大阪府ではない」事を知って驚いたな。「阪神」の名の通り、大阪と神戸は一体の地域。
 一方、関東人は(あるいは全国区で)、「東京ディズニーランドは千葉県」「新東京国際空港は…」というネタでネチネチ遊ぶ。(実際にディズニーランド行ってみればわかるけど、周りにはなんもないので、本当に「東京の離れに建っている」という感じ。)

日本の民主主義指数は…。

 

 イギリスのシンクタンクエコノミスト・インテリジェンス・ユニット」によると、日本の民主主義指数は22位(2018年)で、「欠陥のある民主主義」にカテゴリーされているそうです。
 また、労働者の自己決定権がどこまで保障されているかについての経済民主主義指数では、OECD加盟国32か国中29位(2017年)と、極めて低い位置のようです。(ヤニス・バルファキス「父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」244ページ。これは訳者あとがきで紹介されていたデータ。)

 

 少なくとも、日本は成熟した民主主義社会になれていない。

 香川県の「ゲーム1日1時間条例」は、今までのんきにしていた保守派ネットユーザーでも、さすがに「政治の機能不全」「民主主義の欠如」を感じたんではないか。

 (ついでにいうと、野党勢力に「選挙で負けたんだから文句を言うな」とか嘲笑していると、こういう風にしっぺ返しを食らうことになる。選挙で勝った候補者に全権委任するのは、ただの「お任せ民主主義」であり、成熟した民主主義社会とは言えない。)

自転車操業化する年金財政。

 

 金融緩和は全然効いてないんですが…。日経平均見て。
 今、すごい勢いで年金財政が赤字になっているんだけど、もしかして日本国民分かってない? 
 まぁ遅かれ早かれ今の年金制度は、破綻を避けられなかった。年金で株をやるにしても、野党が言うように、積立式に転換して、長期保有でじっくり利益を出さなければいけない。
 (※現在の年金制度は、「若者(現役世代)が支払った金を高齢者に回す」という仕組みのため、サラ金から借りているような自転車操業になっている。)

サイコも来る! 今週の大河ドラマ「麒麟が来る」。

 信長、いい人かと思ったら、やばい人だった。最初は、オ、第六天魔王がイメージチェンジか!? と思ったら、むしろ従来以上に危ない。

 
 帰蝶、鉄砲を撃ってみる。信長さぁ、いきなり嫁に鉄砲を試し打ちさせるあたりも、ちょっと壊れてるんだよな…。

 「筋がいいな!」ってのは、「戦国BASARA」みたいに参戦する伏線でしょうか?