馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

ネット右翼ビジネスとその闇

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 これが真実だとしたら、相当闇が深いな・・・。「ニートが小遣い稼ぎでやっている」というステレオタイプの闇が浅いというわけではないが。
 実際、ネット右翼ビジネスというのは成り立ちうるだろう。そもそも、暴力団組織が右翼団体を偽装することで生き延びてきた。(その辺の事情は、拙作「今日も鎮守府は開店休業」にも書いた。)
 幸福の科学やAKB商法、種々のオカルトをあざ笑いながらも、左翼たたきの情報にはコロコロ引っかかる脇の甘いネット右翼は、詐欺的商法のねらい目に違いない。

 

 関連

 暴力団と右翼についての話を入れている。小説だけれども、実際にあった話を基にしているよ。

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秋風先生がグラサン、外す。

 朝ドラ「半分、青い」。鈴愛、漫画家やめるってよ。
 なんだかんだあっても初志貫徹で、子供のころからの夢をかなえた人ばかりに見える朝ドラヒロインの中で、この展開は意外。けど「××ばかりが人生じゃない」というリアリティーがあって、いいと思うよ。
 秋風先生はもうでてこない? 気の早い人は「秋風ロス」とか言ってるみたいだけど、死んだわけでもないし、なんかの折にちょっと顔出しくらいはあるでしょ。たつき監督を信じたみたいに、悦吏子氏の脚本も信じるんだ。
 鈴愛の去り際に、グラサンを外した秋風先生。文化研究者によると、いつも仮面をつけているキャラが仮面を外すのは、「本心を明かす」という作劇上のメタファーがあるそうだ。なるほどね~。タモさんも「ミュージックステーション」や「ブラタモリ」の最終回になったら、グラサンを外して本心を明かしてくれるんだ・・・。

サッカーにわか

 輝夜月ちゃんが、サッカーネタやっていた。今サッカーネタやるのはいかにも便乗組という様相を呈すからか、ざっと見た限り大手Vチューバーは手ぇだしとらんな。数少なく、「絵に描いたようなにわかの薄っぺらい感想」を開き直るという月ちゃん。
 いや、にわかで便乗組という点では、俺もそうなんだけどね。日本対ポーランド戦はなんですか、あれですか、ドイツサッカー界の皇帝ベッケンバウアーは言ったよ、「強いものが勝つのではない。勝ったものが強いのだ」。・・・ってこの程度でポーランド戦を語ってドヤったら、いかにもにわかですね。
 サッカー以外の知識で勝負しちゃるーー、って、日本と対戦するセネガルやベルギーの豆知識を披露してみたりなんかしちゃったりなんかしたけど、コロンビアは語れるほどの知識がない…、とか中途半端に企画失敗を起こす。中南米の歴史に弱いことが、ここで出たか…。(誰にも要求されてねぇし。)
 ポーランドさんも、FIFAランキング8位のポーランドももう少し勝ち進んでいれば、ロシアとの歴史的因縁(第二次大戦後に、領土の東を旧ソ連に削り取られた。その分かどうかは知らないが、ドイツから領土の東を削り取って、国土全体が西へ移動するという現象が起こる)を語ったりしてドヤれたのに・・・。

ベルギー

 日本代表が次に戦う相手、ベルギー。ベルギーといえばベルギーワッフル、…ではなく、複雑な国語問題を抱えている国。図は帝国書院の「新詳高等地図」から転載。小さな国に三つの公用語が存在する。

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師匠のラブコメ

  「久保帯人先生の新作読み切り!」って発表で、「ラブコメ・・・だと?」とざわついている人もいますが、「BLEACH」初期の一護とルキアのツンツンしたやり取りなんて、俺的にもうラブコメ以外の何物でもないっすから。なんも意外でありゃーござんせんよ。