馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

アニメ「銀英伝ノイエ」12話、感想。

 銀英伝については、「宇宙空間なのに戦闘が平面的」というツッコミもあるんだけど、今回のポプランたちによる戦闘機バトルは上下左右に動いていた。宇宙空間らしい戦いも、やればできるということ?
 銀英伝が悪いんじゃなくて、SFにおける「宇宙戦艦」という兵器が、宇宙での戦いを平面的にさせてしまうのかも。ヤマトもガンダムも、ちゃんと覚えていないが、戦艦は平面的だった。
 そして、「邂逅」編最終回。この後話が2019年の劇場版に続くと決まっているのだけれど、一応の最終回と思えないほどぶつ切り。ついつい、公式サイトを見直してきた。
 同盟側に比べて銀河帝国側の話が短かったけれど、それはまぁ野望篇の終わりに向けて集中的にやればいいんじゃないかな。

 

 他の人の感想や返信も一気に見れるまとめ。

アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」の感想その他、私的まとめ。 - Togetter

SB新書

 本屋で棚を見ていたら・・・。「またケント・ギルバート氏が、講談社プラスアルファ新書で同じような本を出したのか」と思ったら、SB(ソフトバンク)新書だった。天下の大企業ソフトバンクが、似たようなデザインで似たような本を出すんかいな。

 (検索してタイトル見直したら、ちょっと違っていた。)

7net.omni7.jp

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これもまた、おめが。

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 「人を怒らせないために、人の怒らせ方を学ぶ」まるで禅問答のような導入だけど、本編は全く役に立たない。これもまた、おめが。
 「おめがっている」といえば、なんでもできる万能さ。「うんうん、それもまたアイカツだね」に通じるものがある。

宝塚記念とJRAの無謀な思い付き。

 今日は宝塚記念。某漫画家はダビスタで競馬にふれた時、「名前が名前だけに、牝馬限定だと思っていた」という思い出を描いていた。つまり、「宝塚歌劇団 → 女性だけ → だから牝馬限定」という連想ゲーム。
 大阪の宝塚市ってそれだけじゃないよ! あの漫画の神様・手塚治虫の出身地なので、現地には手塚治虫記念館もあるよ! (父が旅行で訪ねたことがある。)

 宝塚記念は一時期、「クラシックを走った3歳馬も出てくれるレースにしよう」というJRA関係者の無謀な思い付きによって、開催日が7月に変更された。JRA関係者の間には、この時期にイギリスで行われるヨーロッパ三大レースのひとつ、「キングジョージ&クイーンエリザベスS」(3歳以上混合戦)が念頭にあったらしい。
 しかし、ヨーロッパでは、日本と比べてダービー以外の3歳限定競争の価値がガタ落ちしているので、有力馬はセントレジャー菊花賞の元祖的レース)を捨てて、さっさと古馬との混合戦である凱旋門賞キングジョージを目指すのだ。
 日本の場合、3歳の頃はじっくり三冠レースに集中すればいい、という価値観が生きているので、宝塚記念なんか目指すわけがない。
 また、素朴な問題として、日本の7月のクソ暑い時期に走るのは馬に激しい負担をかけるので、回避馬が続出。かえって以前よりも層が薄くなるという、お寒い結果になった。

 そうこうして6月に戻る。すぐに黒歴史を作るJRA

ヤンはもともとイケメンだった。あとそれから、「銀英伝ノイエ」11話の感想。

 ノイエで「ヤンがイケメンになりすぎ!」とよく言われたけれど、原作小説をよく読むと、初登場時29歳だし、「ハンサムと言えないことはないが、希少価値を主張するほどのこともない」といった記述もある。つまりラインハルトほど超絶イケメンではないが、一応イケメンなのだ。
 しかしたぶん、石黒版のちょいとくたびれたオッサン風の顔と声がはまりすぎて、「ヤンは非イケメン」というイメージが定着した。

 あとそれから、時代の流れ。三船敏郎氏演じる主人公が、椿を見ながら30代だから適当に名乗った「椿三十郎」。リメイクでは織田裕二氏が演じていて、なんだかキャスト陣が若返ったような印象を与えたが、一応織田氏も当時の三船氏と同じくらいの年だった。今の人は昔の人から10歳くらい見た目が若返っている、というつぶやきもあり、リメイク銀英伝でヤンの容姿がああなるのも必然だった。

 アニメ「銀英伝ノイエ」11話、見た。神谷浩史氏の声は、イライラさせる感じになっていて、フォークの役にはまっている。そして、一瞬映っただけだが、まるで賢者モードのようにきれいな顔をしたトリューニヒト。

日本代表の次の相手、セネガルとはなんぞや?

 日本代表の次の相手はセネガルセネガルといえば、社会主義政権の名残からか、北朝鮮とも関係が深い。2010年に独立50周年を記念してダカール銅像ができたが、制作会社は北朝鮮国営企業。(ニアール・ファーガソン「帝国」で見たエピソードだが、あの本は適当な記述が多いのであまりソースにならない。)
 セネガルの首都ダカールは、世界一過酷といわれる自動車レース、パリ・ダカールラリーで有名。というかもう、日本人とってはこれくらいしか馴染みがない。
 なんでパリからダカールなのかというと、やっぱりフランスの植民地だったからだろう。かつて北アフリカから西アフリカ、サハラ砂漠のほとんどがフランスの植民地だったから、こんな無茶な企画が通ったはずだ。(ウィキペによると、さすがに今は開催地が南米大陸に移ったらしい。)

 アフリカがほとんど植民地にされていた時代の地図。ヨーロッパの旧宗主国がわかりやすい。帝国書院の「新詳高等地図」から転載。

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