時代は明治後期。かつてゴールドラッシュに沸いた北海道で、超絶やばい奴らもゴールドラッシュ!!
野田サトル「ゴールデンカムイ」1巻を読む。ストーリーの面白さは前に書いたから、今度は絵について。思うに、絵がキレイでも、「軽く巨人を吹っ飛ばす」「棒立ちで敵を真っ二つにする」といった記号的表現に頼ってしまう人はいて、それじゃあ漫画は面白くないじゃない。
絵のハードルが上がりまくった現在、野田サトル氏の絵は、うまいといえないかもしれない(特に少女アシリパのデッサンは雑なような・・・)。が、見せ方がいい。
たとえば、尾形上等兵という男が、顔を表す対面シーン。(いつものことだが、スキャンする際に端が切れた。左端にもセリフがある。)
腰を深く落とした、プロっぽいファイティングスタイルと、不気味な無表情。一目見て「こいつ、できるな・・・」と感じさせてくれます。
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