馬と鹿と

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

4割

 

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 4割っつったら、イチローの打率ですよ。全盛期のイチローがヒットを打つように、政府統計はミスっていた。

コメントした。

d.hatena.ne.jp

 (コメント内容)

 法華狼さん、はじめまして。たぶん、このアカウントでコメントするのは初めてになります。
 山形浩生氏が言う、統計がねつ造しにくい、というのは一応あるようです。エマニュエル・トッドドイツ帝国が世界を破滅させる」2章によると、乳児死亡率といったデータをいじくった場合、その他の人口データと整合性が取れなければいけないので、旧ソ連は乳児死亡率が悪化したとき、データそのものを公表しなくなりました。
 一方でトッド氏は、「経済や会計のデータは易々ねつ造できます」(84ページ)といっていますが・・・。

「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」 死人が多い。

 第5部は、敵がギャングなら味方側もギャングのため、死人が多い。4部では「平穏な日常に潜む殺人鬼」というシチュエーションのためか、主人公に対して「俺を殺して裁くことはできない」などという奴もいるんだが、5部では打って変わってすぐ殺し合いに発展する。
 とはいえ、この部ごとにドラスティックな変化を遂げる世界観がまた、ジョジョの魅力のひとつになった。
 アニメで今回やったプロシュートのセリフは、ファンから「名言」として挙げられることが多い。それは単に「悪役がかっこいい」という事にとどまらず、敵味方に通底するギャングの行動原理を表現しているからだろう。

勤労統計の粉飾・偽装問題。賃金だけじゃない、ほかにも怪しい統計が・・・。追記あり。

 

  ジェイコブ・ソール「帳簿の世界史」でいってた、帳簿の三悪ってやつ。旧ソ連フランス革命前のブルボン王朝、統計をごまかせば、やがて体制が転覆する。

 この一件、エコノミストは賃金水準や失業率の数字を見ながら、アベノミクスは失敗だとか成功だとか論じていたわけで、それが全部オジャン、やり直しになってしまった。結構やばいはずなのに、世論の反応が鈍く見えるのが気がかり・・・。雇用保険の過少給付はあったが、一般市民は実害が分からなくてピンとこないのかも。

また忖度。勤労統計「データ改ざん」で露呈した見せかけの賃金上昇と雇用改善=斎藤満 | マネーボイス

 そして、この記事。賃金水準が偽装されていただけではなく、失業率も低く見えるよう偽装されているのではないか、という分析。私にはその妥当性を判断できる経済的・統計的知識などないが、安倍政権のもとで奇跡的なまでに低い水準の失業率には、色々とあやふやで怪しい点がある。
 昨今は人手不足、人手不足といわれているから、失業率が低いことに何の不思議もなく見える。が、一方で、保育・介護業界などでは、いぜん仕事がきつくて低賃金のため、あえて就労しない「待機組」が多く存在する、という指摘もある。
 そもそも、少し前にも書いたことだが、「インフレが進むと、失業率が下がる」というのが高橋洋一氏らリフレ派の考え方だったのに、インフレ上昇率が微弱なままで、失業率が改善し続けている。それなのに、「失業率が改善したのは、アベノミクスのおかげ」ということにされている。

アベノミクスが雇用改善に寄与した根拠 | 野口旭 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 さて次は、2017年のこの記事。

 大前提として、勤労統計が全数調査でなかったということは、記事にある「就業者数」も正しいのか? いや、ど素人なので、よくわからんけど。

 野口旭氏の分析を慎重に読むと、「「正規の職員・従業員の仕事がないから」という理由で非正規就業に甘んじている、いわゆる不本意非正規就業者は、数的にも割合としても一貫して減少してきた」という点が引っかかる。賃金は上がらないのに、就業者数、働く意欲のある人が増えているのはなぜか。非正規雇用を積極的に受け入れて働く人が増えたのはなぜか。
 最近でも、外国人技能実習生に失踪した理由を尋ねたアンケート結果が、ゆがめられていたという問題が発覚した。疑り深い見方をすれば、「非正規で働く理由」という主観的な事柄は、数字を操作しやすいのではないだろうか(他のデータとの不整合がわかりにくい)。
 考えすぎ? でも今の政府のデータなんて、これくらい疑ってもいいでしょ。

 

帳簿の世界史 (文春文庫 S 22-1)

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 追記。
 ツイートのまとめもつくった。こちらのまとめでは、新たになんばりょうすけ氏への返信を収録した。

togetter.com

ヒゲ

 

  ムスリムのことはよく知らないが、そういえば中東地域で髭を生やすのは一般的。多文化共生時代に反した規定だったね。