第5部は、敵がギャングなら味方側もギャングのため、死人が多い。4部では「平穏な日常に潜む殺人鬼」というシチュエーションのためか、主人公に対して「俺を殺して裁くことはできない」などという奴もいるんだが、5部では打って変わってすぐ殺し合いに発展する。
とはいえ、この部ごとにドラスティックな変化を遂げる世界観がまた、ジョジョの魅力のひとつになった。
アニメで今回やったプロシュートのセリフは、ファンから「名言」として挙げられることが多い。それは単に「悪役がかっこいい」という事にとどまらず、敵味方に通底するギャングの行動原理を表現しているからだろう。