後方から、直線一気の追い込みを決めたウシュバテソーロ。
正直なところ、「え、ウシュバテソーロ ってこんな強い馬だったの?」という驚き。チュウワウィザードの健闘あたりから、すでに種はまかれていたといえるが。
パンサラッサと外国馬が、ハナを譲ることなく競る形になり、ハイペースになったのが幸いしたのかもしれない。が、ハイペースで余力がなくなる追い込み馬というのもいるんで、ウシュバテの実力は疑いようがない。
4着はテーオーケインズで、5着にクラウンプライド。期待のパンサラッサは着外に沈んでしまったけれど、日本勢が上位に入った。
「うまんちゅ」ほかで安藤勝己氏がコメントしていたように、もうアメリカのダート馬より、日本の方がレベル上かもしれない。
かつて、ホッコータルマエが最高5着であり、カネヒキリ(父・フジキセキ)が繰り上がり4着だったり、ヴァーミリアン(父・エルコンドルパサー)が最高4着だったり、ほかにもアグネスデジタルが6着で、アドマイヤドン(半兄にアドマイヤベガ)が8着、アジュディミツオ―が6着だったりしたドバイWCを、ウシュバテソーロが勝つとは…。
※話がややこしくなるので、オールウェザー時代(2010~14年)にしか出走していないダート強豪馬(スマートファルコンやトランセンド)は外した。