ファンから時々挙がるエアジハードは、「これがいなきゃ」というほどじゃないかもしんないけど、98年世代の「最強世代らしさ」を構成する一頭だった。
最強世代というのは、ファンの主観に過ぎないから定義なんてない。が、私の中では、前後の世代を寄せ付けず、古馬G1を占めていたかどーかを見る。
TTGら76年世代や、98年世代、2012年世代(ジェンティルドンナ、ゴールドシップ、ジャスタウェイなど)は、この点で評価が高くなる。
トウショウボーイとグリーングラスの二強が沈んだ天皇賞・秋(77年)でも、勝ったのは結局、同期のホクトボーイだった。この世代は他に、カシュウチカラが6歳(旧7歳)で天皇賞・春(79年)を勝っている。
エアジハードもまた、無名だった雌伏の時を経て、安田記念で同期グラスワンダーを破り、マイルCSも制したわけよ。