馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

ジャパンカップで強かった外国馬と、外国人騎手による迫力の風車ムチ。

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 昨日のひとくち解説で終わろうとしていたけど、一応言及した馬やっとくか。


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 ベタールースンアップ、オード、カコイーシーズ、三頭の外国馬が横一線のたたき合いになり、ベタールースンアップがわずかに抜け出してゴールイン。前年のホーリックスに続き、オセアニア勢がJC連覇。


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 2年後、トウカイテイオーが勝った92年JCで、ニュージーランドナチュラリズムが2着に粘っている。

 レース動画を見ると、早送りみたいな騎手のムチ連打(風車ムチと呼ばれている。確かに腕をくるくる回してるね)が目を引く。この時期のオセアニア勢は、めっぽう強かった。


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 ピルサドスキーは強かったが、エアグルーヴの奮闘もファンの感動を呼んだ。1か月前の天皇賞・秋で、前年覇者バブルガムフェロー相手に全力を出して優勝した。
 なのに、ピルサドスキーに交わされてから、なお差し替えそうとしてクビ差・2着に粘る。


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 この年の天皇賞・秋とJCは、東京競馬場が改修工事のため、中山で行われた。JCの場合、芝2200mになっている(※中山に芝2400のコースがないんッスよ)。日本馬最先着は、3歳のシンボリクリスエス(3着)。

 外から行ったペリエ騎手とクリスエスに対し、デットーリ騎手のファルブラヴインコースから伸びて勝利。
 日本馬VS外国馬というより、ともに世界的な名手である外国人騎手の競演という趣。

参考動画

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