馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

キタサンブラックの優れた回復力。

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 春古馬三冠(2017年、大阪杯のG1昇格からできた概念)を逃し、秋古馬三冠もならなかったキタサンブラック

 キタちゃんには悪いけど、これで当時は人気のなかったテイエムオペラオーゼンノロブロイが、再評価される流れになったと思う。

 
 一方でキタサンは、負けた後のリカバリー(回復)が素晴らしかった。
 5歳時、宝塚記念で9着に負け、誰もが「どうした、キタサンブラック!?」と思い、凱旋門賞出走のプランも白紙になったけれど、そこから堂々と復活してくれた。
 中小牧場の安馬という出自や、「長距離は無理だろ」という血統論を覆したあたり、2010年代のオグリキャップと言えよう(オグリも父・ダンシングキャップの産駒傾向から、「ダートの短距離血統」と言われていた)。
 オペラオーやロブロイは4歳がピークで、5歳も共にJCまでは大崩れしないしぶとさがあったけど、ラストランの有馬ではさすがに衰えていた。(和田竜二騎手は、「自分の乗り方への不満というか、反省はたくさんあります」と言っているが…)

参考文献

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