いやー、人気馬総崩れで荒れたねー。
2009年のエリ女では、人気薄二頭が競り合わず悠々と逃げ切り、大本命ブエナビスタは猛然と追い込むも3着。ブエナの上がりタイムは32秒台とされ、「決して力負けではない」とファンは思った。
今年のエリザベス女王杯は、そんなわかりやすく荒れたレースではなく、不思議と人気馬が最後の直線で失速していった。
最近のG1は、人気上位で決着する固いレースが多かったんで油断してたけど、「これが競馬です」(2009年の実況。カンテレでレース後、麒麟の川島さんもこのフレーズを言っていた)かねぇ。
川島さんは、「ベガはベガでもホクトベガって名実況があったんですけど…、アカはアカでもアカイイトでしたね」とも。
アカイイトに乗っていた幸英明騎手は、スティルインラブで牝馬三冠を達成したことで知られている。今でも穴で来る、つまり人気以上に持ってくる無視できない騎手。db.netkeiba.com
ところでさぁ、2番人気のアカイトリノムスメって、「母・アパパネが取れなかったエリザベス女王杯を取るか!?」と期待してた人いたけど、「やっぱり取れなかったよ…」と即落ち2コマみたいに負けてしまった。
まぁ来年でも再来年でも、まだチャンスある。
不利を受けた?
”アカイトリは最高速になりそうな所でランブリングアレーに寄られて進路無くなって可哀想だったかな”
そうだ、直線でふさがれてたわ。あれで行く気無くしたんかな。
参考になる記事
”岡氏は、今年の北九州記念で九州産馬としてJRA重賞初制覇を果たしたヨカヨカのオーナーとしても知られている。(…)そのヨカヨカの主戦騎手だったのが九州出身の幸だった。
また、岡氏は、キズナを生産したノースヒルズの前田幸治代表にオーナーブリーダーとして師事している。”
たしかにあの切り替えは痛かったけど、スムーズでも圏内はなかったと思うね。それよりも今日はパドックからゲート裏までテンションが高くて、それが不利を受けやすい位置取りとか仕掛けに連動したんやないかな。 https://t.co/7iyvwU3h1S
— 安藤勝己(アンカツ) (@andokatsumi) 2021年11月14日
スタミナが要る良馬場で位置を取り合って人気3頭は距離、状態、テンションと悪い部分がまとめて出てもうた。アカイイトは早くから追ってマクりきっての圧勝やから、潜在的な適性がかなりあったってこと。②着もキズナのステラリアで、来る時はまとめて来るもんなんやね。恐れいりましたってワンツー。
— 安藤勝己(アンカツ) (@andokatsumi) 2021年11月14日