ひとくちに逃げ馬といっても、いろんなタイプがある。
まず、他馬とスピードが段違いのため、スタートから自然と先頭を走り、そのままゴールできるタイプ。
ウマ娘に登場している馬でいえば、マルゼンスキーやミホノブルボン、サイレンススズカがそうだった。(ただし、ブルボンとスズカは、「控える競馬ができなかった」というエピソードも残っている)
一方で、道中をスローで走って余力を残し、その貯金を使って逃げ切るタイプ。あたかもスタミナが尽きて追い付かれたように見せながら、最後また突き放しにかかるため、「二枚腰」とか「死んだふり」と呼ばれている。
メジロパーマーやセイウンスカイは、こっちのタイプだった。
後者はライバルと比べてずば抜けた能力で逃げるわけじゃないので、ライバルから警戒されていると逃げ切れないという弱みがあった。
パーマーもウンス(セイウンスカイ)も、G1二つ勝ったけど、さすがに三度目はなかったね。
しかし、両方強いのは間違いなくて、G2レベルなら圧倒的な強さを見せていた。