馬と鹿と野と郎の日記

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

トランプ大統領と、嫌韓の人が勘違いしていること。

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 トランプ大統領が、韓国映画「パラサイト 半地下の家族」のアカデミー賞受賞を批判。なんか韓国嫌いの右翼っぽい人が、この批判に同調している。

 「パラサイト」はまだ見てないけど、ポン・ジュノ監督は、一貫して韓国社会の問題を描いてきた人だぞ。
 漢江で生まれた怪物が市民を襲う「グエムル」では、無責任な大企業、あてにならない政府を風刺。「殺人の追憶」「母なる証明」では、知的障碍者の冤罪被害が背景に(これは韓国に限らず、人権の守られてない警察の取り調べでしばしば起こる)。
 ポン・ジュノ作品の受賞は韓国上げを全く意味しない。
 
 あとそれから、普遍性。黒澤明監督の「羅生門」は、ヴェネチア国際映画祭に続き、アカデミー賞でも名誉賞を受けたが、あれを見て「平安時代の日本は、ひどい国だったんだな~」と思う奴はいない。いい映画は、時代や地域を超えたメッセージ性を持つ。
 この度受賞した「パラサイト」では、韓国の格差社会が出てくるらしいが、世界各国の格差拡大と通じる普遍性を持っていたからこそ、アカデミー賞に選ばれたのだろう。