馬と鹿と野と郎

「世人は欺かれることを欲す」(ペトロニウス)

等身大のドイツ。

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 "「私は歴史的な罪の重荷を背負ってここに立っている」「ドイツ人は歴史から学んだと言えたらよかったが、憎悪が広がる中、そう語ることはできない」――。"

 「歴史から学んだと言えたらよかったが」 まぁ、そう言えるだけでも立派なものです。日本の場合、ヘイトスピーチをまき散らす党内の議員をほっときながら、「過ちを繰り返さない」「二度と戦争をしない」という紋切型の発言で済ませる政治家が多い。

 

 一方で、日本や韓国の知識人は、「ドイツを見習え」という上から目線の説教ではなく、極右の台頭に悩まされながらも良心的な人がまだいる、等身大のドイツを参考にすべきだ。
 (今はもう「ドイツを見習え」論そのものは少なくなったが、「模範的モデル」の高みから「ダメな日本」を叩く、という意識は残っている気がする。)