本題とは関係ないけれど・・・。
グランブルーファンタジー。選択可能な主人公の性別のうち、女性の方が肌の露出が多いのはなぜか。そりゃ「女の子のキャラクターだから」だろう。今の日本でも、サラリーマンの男性がスーツである(夏でもジャケットを脱いだだけ)のに対して、女性の方がカジュアルで露出の多い服を着ていたりする。
とはいえ、最近はパンツスタイルの女性も増えているし、「女の子といったらスカートやろ」というキャラ付けが安易であることは否定しない。
グラブルのカタリナさんの場合、「武骨でストイックな性格」とか、「恋愛には疎い」といったキャラクター性で、スカートではなかったんだろう。女性主人公ジータの場合、アニメを見た感じではややかわいい寄りの性格。とはいえ、職業で装備が変わるし、性格も変わるらしい。
このように、現在はキャラクター性にそった服装や装備が描かれる。
日本のファンタジーRPG、J-RPG全体でいうと、欧米のハード志向に比べて、言葉通りの意味で「ファンタジー」、という問題もあるかもしれない。子供やヒョロヒョロの細い青年が大きな剣を振り回したり、女性キャラクターに限らず男性キャラクターも意味なく軽装だったりして、「ちおちゃんの通学路」で洋ゲー好きの主人公から「薄着のホスト」と皮肉られていた。
ガラパゴス化する日本のファンタジーだが、かといってリアル志向で男女ともにガチガチの重装備で固めたとして、日本のゲームファンはそれを望んでいるか、買ってくれるのだろうか。うーん。
漫画やアニメ市場のゆがみ、もあるかもしれない。アニメDVD、BDの売り上げをウォッチングしてきた弟Aによると、美少女中心のアニメは、常にオタクが買ってくれるのか、ほとんどクオリティーとかかわらず一定の売り上げが見込めるらしい。
そうなるとストーリーを練り上げるとか、設定の完成度を高めるより、「とりあえず薄着の美少女出しとけっ」って発想になるよね。
「こういうキャラクターデザインは性的消費」とか「そうではない」という話だと、どーも表面的な印象なので、なんかこういう方面で掘り下げた方がいいかもしれない。