昨日の「いだてん」では、東京オリンピックに急遽コンゴ共和国が参加したドタバタを描いていた。
アフリカ中部のコンゴといっても、ややこしいことに「コンゴ民主共和国」と「コンゴ共和国」が存在する。さらにややこしいことに、「コンゴ民主共和国」は、1960年の独立から64年まで「コンゴ共和国」という国名だった。
(ウィキペディアによると、この二か国は、首都の名前を足して区別されるらしい。「コンゴ・キンシャサ」「コンゴ・ブラザヴィル」という具合に。私の場合、ベルギーの植民地から独立したのがコンゴ民主共和国で、フランスから独立したのがコンゴ共和国と覚えている。)
「いだてん」で東京にやって来た選手は、フランス語をしゃべっていたが、さらにさらにややこしいことに、どちらの国もフランス語が公用語。国旗の配色で、かろうじて「コンゴ共和国」の方だと分かる。
(ベルギーは小さな国だが、北部ではオランダ語、中・南部ではフランス語が使われている。わずかに、ドイツ語を話す地域も存在する。ベルギーの「国語」問題については、松尾秀哉「物語ベルギーの歴史」が詳しかった。)